金沢工業大学がMATLABとSimulinkのキャンパスライセンスを導入

産業界で広く利用されているソリューションの利用により 大学のプロジェクトデザイン教育やアクティブラーニングに貢献

Tokyo, Japan - (2015 年 4 月 15 日)

金沢工業大学は技術者教育の世界標準である CDIO (Conceive, Design, Implement, Operate) を採用しており、全学生必修のプロジェクトデザイン教育は、ユーザーがどんなものを必要としているのか、問題を発見し、知識やアイデアを組み合わせて解決策を創出し、具体化して実験・検証・評価する「デザインシンキング」の手法を取り入れています。

キャンパスライセンスを導入する以前から、MATLAB/Simulinkはロボティクス学科、航空システム工学科、メディア情報学科等の授業や、分野をまたいだ多くの研究室でご利用ただいておりましたが、同大学のプロジェクトデザイン教育を更に推進するためにはライセンスやオプションの拡大等の必要性がありました。現在は、データ解析、信号・画像処理・通信、制御系設計・物理モデリング、自動コード生成ツール等のMathWorks製品が、学生の個人用PCでの利用も可能となり、全学の共通基盤としてご活用いただくことが可能となりました。

金沢工業大学 情報基礎教育研究センター所長 竹島卓氏は次のように述べています。

「金沢工業大学は、「自ら考え行動する技術者の育成」を教育目標として実践的な教育に取り組んできました。なかでもコンピュータを活用した工学系教育には多くの実績を残しており、今回のMATLAB/Simulink包括契約による利用環境整備が理工系全4学部における授業のアクティブラーニング化を推進し、エンジニアとして必要なICTリテラシーを高めるものと期待をしています。」

MathWorks Japanの社長である梨沢利隆は、次のように述べています。

「教育付加価値日本一の大学を目指す金沢工業大学様に対して、授業利用促進の支援、幅広い研究分野でのご活用の支援を進めてまいります。最先端の研究分野や産業界に幅広く支持されているMathWorks 製品の活用により、学生が産業界で活躍できるエンジニアとなるためのキャリア形成に有益となることを期待しています。」

MATLAB/Simulinkプロダクトファミリは、世界各国の教育機関において基本的な数値計算ツールとして利用されています。5,000 校以上の大学で導入されて、工学と科学の分野の効率的な学習、指導、研究の実施に役立てられています。また、MathWorks製品が研究開発の標準ツールとして幅広く利用されている業界を目指す学生には、ツールに慣れ親しむ機会が提供されています。またMathWorksは、学生に複雑なエンジニアリング課題を克服するような実践的な経験を提供する学生競技会をサポートしています。詳細については、mathworks.co.jp/academia/ をご覧ください。

MathWorks について

MathWorks(マスワークス)は、数学的計算で業界をリードする世界的なソフトウェア 開発会社です。MATLAB は、Language of Technical Computing(技術計算言語 ) として、アルゴリズム開発、データ解析、視覚化、数値計算のためのプログラミング環境を提供します。Simulink は、マルチドメイン シミュレーションやダイナミック システム、および組込みシステムのモデルベース デザインのためのグラフィカル環境です。 世界中のエンジニアや科学者が、自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、金融機関、生命工学、製薬などの産業分野において、発見、革新、開発を加速させるためのツールとしてこれらのプロダクト ファミリを活用しています。また、MathWorksの製品は、教育および研究に欠かせないツールとして、 世界各国の大学や教育機関において活用されています。MathWorksは 1984 年に創業、現在は、マサチューセッツ州ネイティックを本拠地とし、世界の15カ国以上で 3000 名以上の従業員が活躍しています。詳細については jp.mathworks.com をご覧ください。

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