SerDes Toolbox

SerDes システムの設計

SerDes Designer アプリを使用して、SerDes システムの設計、構成、解析を行います。SerDes フロアプランを作成して、COM、BER、バスタブ曲線、その他の可視化によりパフォーマンス メトリクスを確認します。Simulink モデルや IBIS-AMI モデルを生成して、さらに改良や検証を行います。

SerDes 解析およびシミュレーション

Simulink を使用して統計解析を実行し、統計的アイダイアグラム、パルス応答、そこから派生した波形、その他のメトリクスを可視化します。カスタマイズ可能な Simulink ブロックを使用して、適応アルゴリズムの時間領域シミュレーションを実行します。

IBIS-AMI モデルの生成

業界標準の IBIS-AMI 統計 (Init) アルゴリズムモデル、時間領域 (GetWave) アルゴリズムモデル、またはデュアル アルゴリズム モデルを PAMn 変調向けに生成します。モデルをカスタマイズするには、SerDes Designer アプリや Simulink から IBIS-AMI パラメーターを管理します。

適応イコライザー設計

DFE、CTLE、FFE、AGC、および CDR を使用して、適応イコライザーを設計します。シングルエンド信号や差動信号に対して、パラメーター化されたブロックとアルゴリズムを使用します。適応手法を検討して、SerDes システムのパフォーマンスの最適化および IBIS-AMI モデルの生成を行います。

業界標準のリファレンス設計

PCIe 5.0、DDR5、OIF CEI-56G-LR などに対応した業界標準のリファレンス設計を使用します。参照モデルから始めて、PAM2、PAM3、PAM4、PAM8、および PAM16 変調スキームを使用して調整することで SerDes を設計し、規格に準拠した IBIS-AMI モデルを生成します。

SerDes 回帰テスト

Signal Integrity Toolbox を使用して、IBIS-AMI モデルを検証します。問題が特定された場合は、Signal Integrity Link を使用してパラメーター、スティミュラス、およびチャネルを Simulink にインポートして戻します。MATLAB と Simulink のすべてのデバッグツールを使用して、モデルの解析および更新を行います。

Infineon、SerDes 設計の IBIS-AMI モデル開発を加速

「SerDes Toolbox を使用した IBIS-AMI モデルの作成および構成のプロセスは、簡単かつ迅速に習得できます。プロセスを一度完了させた後は、IBIS-AMI モデルの作成を完全に制御できるようになったため、請負業者に依存することがなくなりました。」

Syed Babar Raza, Infineon