MATLAB Distributed Computing Server

主な機能

  • 分散処理リソースで、1 つのサーバー ライセンスを使用して、有効なライセンスをもつツールボックスやブロックセットのすべてにアクセス
  • 分散処理リソースで GPU 対応の機能を実行
  • 分散処理リソースで、MATLAB Compiler を使用して生成したアプリケーションやソフトウェア コンポーネントから並列処理を実行
  • MATLAB と Simulink でサポートされているすべてのハードウェア プラットフォームとオペレーティング システムをサポート
  • 組込みジョブ スケジューラ、または Platform LSF®、Microsoft® Windows® HPC Server 2008、Altair PBS Pro®、TORQUE などのサードパーティ製スケジューラを使用してアプリケーションをスケジュール

MATLAB Distributed Computing Server の使用

MATLAB Distributed Computing Server は、クラスター内のコンピューターやクラウド コンピューティング サービスの仮想マシンなど、分散処理リソースで実行します。サーバーは、MATLAB コードや Simulink モデルを受け取って実行する、複数の "ワーカー" (クライアント セッションとは独立して実行される MATLAB 計算エンジン) へのアクセスを提供します。複数のユーザーが、サーバーで同時にアプリケーションを実行できます。

MATLAB と Simulink のユーザーは、Parallel Computing Toolbox を介して MATLAB Distributed Computing Server を操作します。ユーザーは自分のワークステーションでツールボックスを使用して、並行アプリケーションをプログラムします。プログラムをサーバーで実行するには、対話型セッションを開始するか、バッチ実行のジョブを送信します。

MATLAB Compiler を併用すれば、MATLAB ユーザーは並列 MATLAB プログラムからスタンドアロンの実行ファイルや共有ライブラリを作成して、デスクトップまたは Web アプリケーションで無償で配布できます。これらの実行ファイルや共有ライブラリでは、MATLAB による処理を MATLAB Distributed Computing Server のワーカーに分散できます。

Simulink のユーザーは、複数のシミュレーションを同時に実行できます。また、コードの生成処理を複数のワーカーに分散することで、大規模なモデル参照階層を含む Simulink モデルのコード生成ビルドを高速化できます。

ライセンス

MATLAB Distributed Computing Server のライセンスでは、クラスター上で同時に実行する特定の数の MATLAB ワーカーにアクセスできます。クラスターで必要なのは、サーバー ライセンスのみです。クラスター内の各コンピューター用に、ツールボックスやブロックセットのライセンスを追加購入する必要はありません。クラスター上でアプリケーションを実行する際には、アプリケーションを起動するユーザーが使用を許可されているツールボックスやブロックセットに対し、MATLAB ワーカーによってライセンスが提供されます。

このため、並列 MATLAB プログラムから MATLAB Compiler によって生成されたソフトウェア コンポーネントのユーザーに加え、それぞれ異なるツールボックスやブロックセットのライセンスをもつ複数の MATLAB や Simulink のユーザーも、MATLAB Distributed Computing Server のライセンスを使用してサーバーで計算を実行することができます。

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要件とインストール

ハードウェアとソフトウェアのサポート

MATLAB Distributed Computing Server は、MATLABSimulink がサポートするすべてのハードウェア プラットフォームとオペレーティング システムにインストールできます。サーバー ワーカーは、ワーカーを実行中のコンピューターに実装された、CUDA 対応の GPU でMATLAB GPU コードを 実行できます。

1 台のコンピューターで、複数の MATLAB Distributed Computing Server ワーカーを起動できます。ただし、複数のワーカーを起動するメリットがあるのは、使用するコンピューターに必要な量の RAM と十分な処理コアが備わっている場合のみです。実行するワーカーの数はコア 1 つあたり、1 つにすることをお勧めします。

MATLAB Distributed Computing Server の動作環境の詳細を見る。

サポートされているスケジューラ

MATLAB Distributed Computing Server は任意のスケジューラーと統合できます。サーバーには、個人向け、または MATLAB ジョブのみを実行するワークグループ クラスター向けの、MATLAB ジョブ スケジューラが付属しています。

MATLAB Distributed Computing Server では、一般に市販されているサードパーティ製スケジューラが、直接的または間接的にサポートされています。Platform LSF、Microsoft Windows HPC Server、Altair PBS Pro、および TORQUE は直接サポートされます。Grid Engine などのその他のスケジューラは、サーバーの汎用スケジューラ API を使用して統合できます (製品には統合スクリプトのサンプルが付属しています)。すべてのスケジューラでは、サーバー ワーカーはクラスター上で実行する他のプログラムと同様に起動します。

スケジューラのサポートと統合に関する詳細を見る。

MATLAB ジョブ スケジューラで提供されている Admin Center ツール。

MATLAB ジョブ スケジューラで提供されている Admin Center。Admin Center では、サーバー ワーカーの実行に関連するプロセスを開始および監視できます。

インストールと設定

インストールの設定に関する詳細は、オンラインでご覧になれます。インストールの手順には、オペレーティング システムのカスタマイズと、各種スケジューラとの統合が含まれています。

クラスター上における MATLAB Distributed Computing Server のセットアップに関する手順を見る。

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