MATLABのライセンスマネージャーをバージョンアップしたいのですが、どのような手順で行いますか?
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MathWorks Support Team
2013 年 6 月 18 日
編集済み: MathWorks Support Team
2022 年 12 月 26 日
MATLABのライセンスマネージャーをバージョンアップする方法を教えてください。
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MathWorks Support Team
2022 年 12 月 26 日
編集済み: MathWorks Support Team
2022 年 12 月 26 日
MATLAB ライセンスマネージャーのバージョンアップには、次の2通りの方法があります。
■既存のライセンスマネージャーを停止し、新しいライセンスマネージャーをインストールする方法
■ライセンスマネージャーを手動で更新する方法
■既存のライセンスマネージャーを停止し、新しいライセンスマネージャーをインストールする方法:
大まかな流れは以下の通りです。
・旧いバージョンのライセンスマネージャーの停止
*Windows の場合はサービスの削除が必要です
・ライセンスセンターで新しいバージョンのライセンスファイルの取得
・新しいバージョンのライセンスマネージャーのインストール
詳しい操作手順は以下の内容をご参考ください。
■ライセンスサーバーが Windows の場合
(1) LMTOOLS を起動します。
$MATLAB\etc\win32(win64)\lmtools.exe (R2010b 以後のバージョンの場合)
$MATLAB\flexlm\lmtools.exe (R2010a 以前のバージョンの場合)
※ $MATLABは、MATLAB のインストールディレクトリです。
(2) [Start/Stop/Reread]タブにて、[Stop Server]をクリックします。
何らかの原因で、ライセンスマネージャが正常に停止しない場合は、[Force Server Shutdown]にチェックを付けてから、[Stop Server]をクリックしてください。
(3) [Config Services]タブにて、ライセンスマネージャサービス[MATLAB License Server]の情報が記述されていることを確認します。
MATLAB R2022a が C:\Program Files\MATLAB\R2022a にインストールされている場合の記述例:
・Service Name: MATLAB License Server
・Path to the lmgrd.exe file: C:\Program Files\MATLAB\R2022a\etc\win64\lmgrd.exe
・Path to the license file: C:\Program Files\MATLAB\R2022a\etc\license.dat
・Path to the debug log file: C:\Program Files\MATLAB\R2022a\etc\win64\lmlog.txt
確認後、[Remove Service]をクリックします。
(4) 新しいライセンスマネージャインストールに必要な下記の情報をライセンスセンターにて取得します。
・ファイル インストール キー
・ライセンスファイル(license.lic)
※下位互換性:最新バージョンのライセンスファイルにて同一または下位リリースのライセンス認証を行うことが可能です。
関連ソリューションの「アクティベーション キー、ファイル インストール キー、ライセンス ファイルはどのように取得しますか? 」をご参照ください。
※アクティベーションが実施されていない場合は、関連ソリューションの「ライセンスセンターでのアクティベーション手順を教えてください。」をご参照の上、アクティベーションを実施します。
アクティベーション完了後にファイル インストール キーとライセンスファイルを取得することができます。
(5) 新しいバージョンのMATLABのインストールを行います。
関連ソリューションの、「ネットワークライセンスのMATLABをインストールする手順を教えてください(サーバー)」をご参照ください。
■ライセンスサーバがUNIX/Linux/Macの場合:
(1) ライセンスマネージャを停止します。
ターミナルより下記コマンドを実行してください。
$MATLAB/etc/lmdown
(2) 新しいライセンスマネージャインストールに必要な下記の情報をライセンスセンターにて取得します。上記Windowsの場合の手順(4)と同じです。
(3) 新しいバージョンのMATLABのインストールを行います。
関連ソリューションの、「ネットワークライセンスのMATLABをインストールする手順を教えてください(サーバー)」をご参照ください。
※ 旧バージョンとは異なるディレクトリにインストールを行ってください。
(4) 新バージョンのライセンスマネージャを起動します。
root以外の一般ユーザで、下記コマンドを実行してください。
$MATLAB/etc/lmstart
(5) ライセンス起動状況の確認を行います。
$MATLAB/etc/lmstat
License Manager Error が発生する場合は、エラー番号を元に、テクニカルサポートのWebページにて原因をご確認ください。
[テクニカルサポートページ]
(6) 自動起動の確認を行います。
※Linux OS における自動起動については、恐れ入りますがサポート対象外となります。
■ライセンスマネージャーを手動で更新する方法
FlexLM サーバーから複数のベンダーにサービスを提供している場合、または単に手動でライセンスマネージャーをインストールを行う場合、MATLAB インストーラーを使用せずにライセンスマネージャーを更新できます。 こちらは、経験豊富なライセンス管理者にのみ推奨される手順となっております。
ライセンスマネージャーのバイナリは以下のリンク先からダウンロードできます。
ライセンスマネージャーは4つのバイナリで構成されています:
- lmgrd、コアライセンスマネージャーバイナリ
- mlm、MATLAB の ベンダーデーモン
- lmutil、ライセンスマネージャーを管理するためのツールスイート
- lmtools.exe、(Windows のみ)ライセンスマネージャーのグラフィカルフロントエンド
MacOS および Linux の場合、ダウンロードにはライセンスサーバーを管理するための多数のスクリプトも含まれています。
ライセンスマネージャーを手動でインストールするには:
1. ダウンロードしたフォルダを解凍し、目的の保存先に保存します。
2. ライセンスファイル(license.lic)を /etcフォルダーに保存します。
3. ライセンスファイル(license.lic)を編集して SERVER 行と DAEMON 行を追加し、ファイル名を license.dat に変更します。
4. debug ログとして使用するテキストファイル(lmlog.txt)を作成します。
5. ライセンスマネージャーを起動します。
SERVER および DAEMON 行の追加については、次のソリューションをご参照ください。
License Manager Error -13 が発生します
注:Windows にライセンスマネージャーを手動でインストールする場合、ネットワークライセンスマネージャーサービスは lmtools.exe で自動的に構成されません。
サービスを手動で構成する必要があります。
詳細は以下のリンク先をご参照ください。
lmtools.exe にネットワークライセンスマネージャーを手動で追加するにはどうすればよいですか? (英文)
関連ソリューション:
MATLAB ライセンス マネージャーを更新またはインストールする方法
ライセンスセンターでのアクティベーション手順を教えてください。
アクティベーション キー、ファイル インストール キー、 ライセンス ファイルはどのように取得しますか?
ネットワークライセンスのMATLABをインストールする手順を教えてください(サーバー)
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