このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
イメージ フュージョン
ウェーブレットを使用したイメージ フュージョンの基本原理は、フュージョン手法を Approximation 係数と Detail 係数に適用し、元の 2 つのイメージのウェーブレット分解構造をマージすることです。その 2 つのイメージは同じサイズでなければならず、共通のカラーマップをもつインデックス付きイメージに関連付けられている必要があります (イメージのリサイズについては、wextend
を参照)。詳細については、wfusimg
を参照してください。
2 つの例を見ていきます。1 つ目の例では、2 つの異なるイメージをマージして 1 つの新しいイメージを生成します。2 つ目の例では、あるイメージの 2 つの不鮮明なバージョンから元のイメージを復元します。
2 つの異なるイメージのフュージョン
2 つの元イメージとして、能面と胸像のイメージを読み込みます。
load mask; X1 = X; load bust; X2 = X;
db2 を使用して、2 つの異なるフュージョン手法により、レベル 1 のウェーブレット分解から 2 つのイメージをマージします。まず、Approximations と Detail の両方の平均値を取ってフュージョンします。
XFUSmean = wfusimg(X1,X2,'db2',1,'mean','mean');
次に、Approximation の最大値と Detail の最小値を取ってフュージョンします。
XFUSmaxmin = wfusimg(X1,X2,'db2',1,'max','min');
元のイメージと合成されたイメージをプロットします。
colormap(map); subplot(221), image(X1), axis square, title('Mask') subplot(222), image(X2), axis square, title('Bust') subplot(223), image(XFUSmean), axis square, title('Synthesized image, mean-mean') subplot(224), image(XFUSmaxmin), axis square, title('Synthesized image, max-min')
不鮮明なイメージのフュージョンによる復元
1 つの元イメージの 2 つの不鮮明なバージョンを読み込みます。
load cathe_1; X1 = X; load cathe_2; X2 = X;
sym4 を使用して、Approximation と Detail の両方の係数の絶対値の最大値を取って、レベル 5 のウェーブレット分解から 2 つのイメージをマージします。
XFUS = wfusimg(X1,X2,'sym4',5,'max','max');
元のイメージと合成されたイメージをプロットします。
figure('Color','white'),colormap(map); subplot(221), image(X1), axis square, title('Catherine 1') subplot(222), image(X2), axis square, title('Catherine 2') subplot(223), image(XFUS), axis square, title('Synthesized image')