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ビデオの表示、ストリーミング、プレビュー

MATLAB でのビデオのストリーミングの表示

基本的なビデオ ストリーミング

MATLAB® でビデオをストリーミングするためのシンプルなビデオ表示が必要な場合、ビデオ プレーヤー vision.VideoPlayer System object を使用します。

コード生成をサポートするビデオ ストリーミング オブジェクト

展開可能なビデオ プレーヤー vision.DeployableVideoPlayer System object は、最適なパフォーマンスのために設計された基本的な表示ビューアーとして使用します。このオブジェクトはすべてのプラットフォームでのコード生成をサポートしています。

MATLAB でのビデオのプレビュー

Image Processing Toolbox™ のビデオ ビューアー アプリを使用して、ファイルまたは MATLAB ワークスペース変数から直接ビデオを表示します。このアプリはツール バー コントロール付きのフル機能ビデオ プレーヤーです。このアプリでは、ビデオの外観を変更したり、イメージの領域内のデータをより詳細に検査したりできるツールも利用できます。

ビデオ ビューアー アプリの複数のインスタンスを同時に開いて、一度に複数のビデオ データ ソースを表示できます。また、アプリを MATLAB デスクトップ内にドッキングすることもできます。ドッキングしたプレーヤーの位置を制御するには、Sinks ウィンドウの右上隅にある図の配置ボタンを使用します。

Simulink でのビデオ表示

コード生成をサポートするビデオ ストリーミング ブロック

Simulink® モデル内の To Video Display ブロックは、最適なパフォーマンスを得るために設計されたシンプルな表示ビューアーとして使用します。このブロックは Windows® プラットフォームにおけるコード生成をサポートしています。

シミュレーション コントロールとビデオ解析ブロック

Simulink モデル内でシミュレーション コントロール付きの有線ビデオ表示が必要な場合、Video Viewer ブロックを使用します。Video Viewer ブロックにより、プレーヤー インターフェイスから直接シミュレーション コントロール ボタンが提供されます。このブロックには、モデルの実行中に再生、一時停止、ステップ実行する機能が統合されているほか、ピクセル領域ビューアーなどのビデオ解析ツールも用意されています。

ブロックの追加なしでのビデオ信号の表示

ビデオ ビューアー アプリを使用すると、モデルにブロックを追加しなくても Simulink モデル内でビデオ信号を表示できます。アプリの複数のインスタンスを同時に開いて、一度に複数のビデオ データ ソースを表示できます。また、これらのアプリを MATLAB デスクトップ内にドッキングすることもできます。ドッキングしたアプリの位置を制御するには、Sinks ウィンドウの右上隅にある図の配置ボタンを使用します。

ビデオ ビューアーを使用するには Simulink シミュレーション モードを Normal に設定します。Simulink モデルの高速化を使用しているときは、アプリが機能しません。

例1 implay を使用した Simulink 信号の表示
  1. Simulink モデルを開きます。

  2. MATLAB コマンド ラインで implay と入力して、ビデオ ビューアー アプリを開きます。

  3. Simulink モデルを実行します。

  4. 表示する信号線を選択します。

  5. [ビデオ ビューアー] ツール バーで、[ファイル][Simulink 信号への接続] を選択します。

    プレーヤー ウィンドウにビデオが表示されます。

  6. 複数の ビデオ ビューアー アプリを使って異なる Simulink 信号を表示することもできます。

メモ

コードの生成時には、Simulink Coder™ビデオ ビューアー アプリのコードを生成しません。