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vision.VideoFileWriter
ビデオ ファイルへのビデオ フレームとオーディオ サンプルの書き込み
説明
VideoFileWriter
オブジェクトは、ビデオ フレームとオーディオ サンプルをビデオ ファイルに書き込みます。ビデオおよびオーディオは圧縮できます。使用可能な圧縮タイプは、プラットフォームにインストールされているエンコーダーによって異なります。
メモ
このブロックは、ファイル I/O が使用可能なプラットフォームにおけるコード生成をサポートしています。Simulink® Desktop Real-Time™ ソフトウェアではファイル I/O がサポートされていないため、その製品でこのブロックを使用することはできません。
このオブジェクトのパフォーマンスは、Version 11 以降の Windows Media® Player ソフトウェアを備えたプラットフォームで最も高くなります。このオブジェクトは、Linux® プラットフォームおよび Mac プラットフォームでは非圧縮の RGB24 AVI ファイルのみをサポートします。
このオブジェクトに対して生成されたコードは、プリビルドされるライブラリ ファイルに依存しています。このコードは MATLAB® 環境外で実行したり、再展開したりできますが、その際にはこれらの追加ライブラリ ファイルについても必ず説明してください。関数 packNGo は、このコードの実行またはリビルドに必要なすべての要素を含んだ単一の zip ファイルを作成します。詳細については、packNGo
(Simulink Coder) を参照してください。
オブジェクトから生成された実行可能ファイルを実行するには、システム パスにプリコンパイルされた共有ライブラリ ファイルを追加しなければならない場合があります。詳細については、MATLAB CoderとSimulink 共有ライブラリの依存関係を参照してください。
作成
構文
説明
videoFWriter = vision.VideoFileWriter
は、ビデオ ファイル ライター System object、videoFWriter
を返します。これはビデオ フレームを非圧縮の 'output.avi
' ビデオ ファイルに書き込みます。step
メソッドを呼び出すたびに、ビデオ フレームが書き込まれます。
videoFWriter = vision.VideoFileWriter(
は、ファイル Filename
)Filename
にビデオを書き込むビデオ ファイル ライター オブジェクト videoFWriter
を返します。ファイル タイプは .avi
、.mj2
、.mp4
、および .m4v
で、FileFormat
プロパティで指定します。
videoFWriter = vision.VideoFileWriter(___,
は、ビデオ ファイル ライターのプロパティを構成します。このプロパティは、名前と値のペアの引数として 1 つ以上指定します。指定していないプロパティは既定値になります。Name,Value
)
Name
はプロパティ名で Value
は対応する値です。Name
は一重引用符 (''
) で囲まなければなりません。Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように、複数の名前と値のペアの引数を任意の順番で指定できます。
例: videoFWriter = vision.VideoFileWriter('myFile.avi','FrameRate',... videoFReader.info.VideoFrameRate);
プロパティ
使用法
構文
説明
は、ビデオ Filename
= videoFWriter(videoFrame
)videoFrame
の 1 フレームを出力ファイルに書き込みます。入力ビデオは、M x N x 3 のトゥルーカラー RGB ビデオ フレームまたは M 行 N 列のグレースケール ビデオ フレームにできます。
は、入力ビデオ Filename
= videoFWriter(videoFrame
,audio
)videoFrame
の 1 フレームとオーディオ サンプル audio
の 1 フレームを出力ファイルに書き込みます。このプロパティは、AudioInputPort
のプロパティが true
に設定されている場合に適用されます。
は、YCbCr 4:2:2 ビデオの 1 フレームとオーディオ サンプル Filename
= videoFWriter(videoFrame
,Y
,Cb
,Cr
,audio
)audio
の 1 フレームを出力ファイルに書き込みます。これは、AudioInputPort
プロパティを true
に、FileColorSpace
プロパティを 'YCbCr 4:2:2
' に設定した場合に適用されます。Cb と Cr の色成分の幅は Y の幅の半分でなければなりません。
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object™ を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
拡張機能
バージョン履歴
R2012a で導入