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ビデオ圧縮

この例では、動き補償と離散コサイン変換 (DCT) の手法を使ってビデオを圧縮する方法を説明します。連続したフレーム間の動きベクトルを計算し、そのベクトルを使用して冗長な情報を減らします。その後、各フレームを部分行列に分け、各部分行列に離散コサイン変換を適用します。そして最後に、量子化の手法を適用してさらに圧縮を行います。Decoder サブシステムは、その逆の処理を実行して元のビデオを復元します。

モデル例

次の図は「ビデオ圧縮」モデルを示しています。

Encoder サブシステム

Block Processing ブロックは、各ビデオ フレームの 16 行 16 列の部分行列を、処理のために Block Processing ブロックのサブシステムに送ります。このサブシステム内で、モデルにより動き補償の手法と DCT がビデオ ストリームに適用されます。DCT 出力から高周波数の係数を多数破棄することで、入力ビデオのビット レートを低くします。

ビデオ圧縮の結果

[Decoded] ウィンドウに圧縮後のビデオ ストリームが表示されます。圧縮されたビデオは [Original] ウィンドウに表示される元のビデオほど鮮明ではありませんが、その特徴の多くはそのまま残っています。

使用可能な例のバージョン

この例の強度バージョン:

vipcodec.slx

この例の色バージョン:

vipcodec_color.slx