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監視の記録

この例では、監視ビデオを処理して、動きの含まれるフレームを選択する方法を説明します。セキュリティ上の問題は、ビデオ カメラを使って重要な場所を継続的に監視しなければならないことです。こうした大量のデータの記録、確認およびアーカイブ化を効率よく行うために、ビデオ フレームのサイズを小さくするか、録画するビデオ フレームの総数を減らすことができます。この例では後者の方法を説明します。ここでは、カメラの視野内の動きによって、「関心を引く」ビデオ フレームのキャプチャがトリガーされます。

「監視の記録」の例はこちらで見ることができます

モデル例

次の図は「監視の記録」のモデルを示しています。

Motion Energy サブシステム

この例では Template Matching ブロックを使用してビデオ シーケンス内の動きを検出します。特定フレームの差の絶対値の和 (SAD) の値がしきい値を超えると、そのビデオ フレームが記録されて [Motion Frames] ウィンドウに表示されます。

監視の記録の結果

[Motion Threshold] ウィンドウにはしきい値が青で表示され、各フレームでの SAD の値が黄色でプロットされます。SAD の値がしきい値を超えるたびに、モデルはビデオ フレームを記録します。

[Original frames] ウィンドウには元のビデオの 1 フレームが表示されます。

[Motion frames] ウィンドウには、最後に記録されたビデオ フレームが表示されます。このウィンドウでは、ビデオの進行に合わせて Source frame の値が定常的に増えていきます。Captured frame の値は、モデルによって記録されたフレームの総数を示しています。

使用可能な例のバージョン

浮動小数点: vipsurveillance.slx

固定小数点: vipsurveillance_fixpt.slx