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conj

シンボリック入力の複素共役

構文

説明

conj(x) は、x の複素共役を返します。既定ではシンボリック スカラー変数は複素数のため、conj(x) のような未解決の呼び出しが、normmtimes などの関数の出力に出現することがあります。詳細は、シンボリック変数の仮定の使用を参照してください。

複素数 x について、conj(x) = real(x) - i*imag(x) になります。

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数値入力の共役を計算します。

conj(1+3i)
ans =
   1.0000 - 3.0000i

シンボリック入力の共役を計算します。

syms x
f = x^2;
fConj = conj(f)
fConj =
conj(x)^2

subs を使用した後、double を使用して、x を数値で置き換えてシンボリック出力を double に変換します。

fConj = subs(fConj,x,1+2i);        % x is 1+2i
fConj = double(fConj)
fConj =
  -3.0000 - 4.0000i

入力が実数の場合、conj は未解決の呼び出しではなく入力を返します。x が実数であると仮定し、その共役を求めます。conj は、予想どおり conj(x) ではなく x を返します。

syms x
assume(x,'real')
conj(x)
ans =
x

計算を続行するよう仮定を消去します。

assume(x,'clear')

入力引数

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入力。数値、ベクトル、行列、配列、シンボリック数、シンボリック スカラー変数、シンボリック行列変数、シンボリック配列、シンボリック関数、シンボリック行列関数、またはシンボリック式として指定します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

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