Main Content

wblpdf

ワイブル確率密度関数

説明

y = wblpdf(x) は、x 内の値で評価した、単位パラメーターをもつワイブル分布の確率密度関数 (pdf) を返します。

y = wblpdf(x,a) は、x 内の値で評価した、スケール パラメーター a と単位形状をもつ、ワイブル分布の pdf を返します。これは、指数分布の pdf と等価です。

y = wblpdf(x,a,b) は、x 内の値で評価した、スケール パラメーター a と形状パラメーター b をもつ、ワイブル分布の pdf を返します。

すべて折りたたむ

単位スケールおよび単位形状をもつワイブル分布における観測値 3 の密度を計算します。

y1 = wblpdf(3)
y1 = 0.0498

スケール パラメーターが 2、形状パラメーターが 15 のワイブル分布における観測値 3 の密度を計算します。

y2 = wblpdf(3,2,1:5)
y2 = 1×5

    0.1116    0.1581    0.1155    0.0427    0.0064

パラメーター mu をもつ指数分布はワイブル分布の特殊なケース、a = mu かつ b = 1 の場合です。

平均 15 をもつ指数分布について、expcdf を使用して標本観測値の密度を計算します。

x = 0.2:0.2:1;
mu = 1:5;
y1 = exppdf(x,mu)
y1 = 1×5

    0.8187    0.4094    0.2729    0.2047    0.1637

スケール パラメーターが mu と等しく、形状パラメーターが 1 である場合について、wblpdf を使用して同じ標本観測値の密度を計算します。

y2 = wblpdf(x,mu)
y2 = 1×5

    0.8187    0.4094    0.2729    0.2047    0.1637

この 2 つの関数は同じ値を返します。

入力引数

すべて折りたたむ

pdf を評価する値。非負のスカラー値、または非負のスカラー値の配列として指定します。

  • 複数の値で pdf を評価するには、配列を使用して x を指定します。

  • 複数の分布の pdf を評価するには、配列を使用して ab を指定します。

入力引数 xa および b の 1 つ以上が配列である場合、配列のサイズは同じでなければなりません。この場合、wblpdf は配列入力と同じサイズの定数配列に各スカラー入力を拡張します。y の各要素は、x 内の対応する要素で評価された、a および b 内の対応する要素によって指定された分布の pdf の値です。

例: [3 4 7 9]

データ型: single | double

ワイブル分布のスケール パラメーター。正のスカラー値、または正のスカラー値の配列として指定します。

  • 複数の値で pdf を評価するには、配列を使用して x を指定します。

  • 複数の分布の pdf を評価するには、配列を使用して ab を指定します。

入力引数 xa および b の 1 つ以上が配列である場合、配列のサイズは同じでなければなりません。この場合、wblpdf は配列入力と同じサイズの定数配列に各スカラー入力を拡張します。y の各要素は、x 内の対応する要素で評価された、a および b 内の対応する要素によって指定された分布の pdf の値です。

例: [1 2 3 5]

データ型: single | double

ワイブル分布の形状パラメーター。正のスカラー値、または正のスカラー値の配列として指定します。

  • 複数の値で pdf を評価するには、配列を使用して x を指定します。

  • 複数の分布の pdf を評価するには、配列を使用して ab を指定します。

入力引数 xa および b の 1 つ以上が配列である場合、配列のサイズは同じでなければなりません。この場合、wblpdf は配列入力と同じサイズの定数配列に各スカラー入力を拡張します。y の各要素は、x 内の対応する要素で評価された、a および b 内の対応する要素によって指定された分布の pdf の値です。

例: [1 1 2 2]

データ型: single | double

出力引数

すべて折りたたむ

x 内の値で評価した pdf の値。スカラー値、またはスカラー値の配列として返されます。y は、必要なスカラー拡張後の xa、および b と同じサイズになります。y の各要素は、x 内の対応する要素で評価された、a および b 内の対応する要素によって指定された分布の pdf の値です。

詳細

すべて折りたたむ

ワイブル確率密度関数

ワイブル分布は、2 パラメーターの曲線群です。パラメーター ab は、それぞれスケールと形状です。

ワイブル確率密度関数は、次の式で表されます。

f(x|a,b)={ba(xa)b1e(x/a)bif x0,0if x<0.

ワイブル分布が 1 つのパラメーターで表される場合があります。これは、a = 1 のときの wblpdf に対応します。

詳細は、ワイブル分布を参照してください。

代替機能

  • wblpdf はワイブル分布専用の関数です。Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、さまざまな確率分布をサポートする汎用関数 pdf もあります。pdf を使用するには、WeibullDistribution 確率分布オブジェクトを作成し入力引数として渡すか、確率分布名とそのパラメーターを指定します。分布専用の関数 wblpdf は汎用関数 pdf より高速です。

  • 確率分布の累積分布関数 (cdf) または確率密度関数 (pdf) のプロットを対話的に作成するには、確率分布関数アプリを使用します。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入