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trnd

スチューデントの t 乱数

説明

r = trnd(nu) は、自由度 nu のスチューデントの t 分布から乱数を生成します。

r = trnd(nu,sz1,...,szN) は、スチューデントの t 分布から乱数の配列を生成します。ここで、sz1,...,szN は各次元のサイズを示します。

r = trnd(nu,sz) は、スチューデントの t 分布から乱数の配列を生成します。ここで、サイズ ベクトル szsize(r) を指定します。

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自由度 10 のスチューデントの t 分布から単一の乱数を生成します。

nu = 10;
r = trnd(nu)
r = 1.0585

自由度 1 のスチューデントの t 乱数から成る 1 行 6 列の配列を生成します。

nu1 = ones(1,6); % 1-by-6 array of ones
r1 = trnd(nu1)
r1 = 1×6

    0.2108    7.8450  -11.0511    0.4134    4.3293   -0.8323

nu をスカラーとして指定した場合、sz1,...,szn で指定された次元をもつ定数配列となるようにこのスカラーが拡張されます。

自由度 3 のスチューデントの "t" 乱数から成る 2 行 6 列の配列を生成します。

nu2 = 3;
sz1 = 2;
sz2 = 6;
r2 = trnd(nu2,sz1,sz2)
r2 = 2×6

    0.9257    0.3379    0.6477   -2.2792   -2.8371    0.3632
   -0.2996   -0.6845   -1.2554   -0.5134    1.0458   -0.5521

nusz を配列として指定した場合、sz で指定された次元と nu で指定された次元は一致していなければなりません。

自由度 16 のスチューデントの t 乱数から成る 1 行 6 列の配列を生成します。

nu3 = 1:6;
sz = [1 6];
r3 = trnd(nu3,sz)
r3 = 1×6

    1.3609    0.1845   -4.0246   -0.8724   -0.7507    2.3493

入力引数

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スチューデントの t 分布の自由度。スカラー値、またはスカラー値の配列として指定します。

複数の分布から乱数を生成するには、配列を使用して nu を指定します。r の各要素は、nu 内の対応する自由度によって指定された分布から生成された乱数です。

例: [9 19 49 99]

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数の引数として個別に指定します。

nu が配列である場合、nu の次元と一致する次元 sz1,...,szN を指定しなければなりません。sz1,...,szN の既定値は nu の次元です。

  • 単一の値 sz1 を指定した場合、r はサイズ sz1sz1 列の正方行列になります。

  • いずれかの次元のサイズが 0 または負である場合、r は空の配列になります。

  • 2 次元を超える場合、trnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。たとえば、trnd(5,3,1,1,1) は、自由度 5 の分布に従う乱数から成る 3 行 1 列のベクトルを生成します。

例: 3,5

データ型: single | double

各次元のサイズ。整数の行ベクトルとして指定します。

nu が配列である場合、nu の次元と一致する次元 sz を指定しなければなりません。sz の既定値は nu の次元です。

  • 単一の値 [sz1] を指定した場合、r はサイズ sz1sz1 列の正方行列になります。

  • いずれかの次元のサイズが 0 または負である場合、r は空の配列になります。

  • 2 次元を超える場合、trnd はサイズ 1 の後続次元を無視します。たとえば、trnd(5,[3 1 1 1]) は、自由度 5 の分布に従う乱数から成る 3 行 1 列のベクトルを生成します。

例: [3 5]

データ型: single | double

出力引数

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スチューデントの t 乱数。スカラー値、または sz1,...,szN もしくは sz によって指定された次元数のスカラー値の配列として返されます。r の各要素は、nu 内の対応する自由度によって指定された分布から生成された乱数です。

代替機能

  • trnd はスチューデントの t 分布専用の関数です。Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、さまざまな確率分布をサポートする汎用関数 random もあります。random を使用するには、確率分布の名前とパラメーターを指定します。分布専用の関数 trnd は汎用関数 random より高速です。

  • 乱数を対話的に生成するには、乱数発生用ユーザー インターフェイス randtool を使用します。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入