nbininv
負の二項逆累積分布関数
構文
X = nbininv(Y,R,P)
説明
X = nbininv(Y,R,P)
は、対応する成功回数 R
と、1 回の試行での成功の確率 P
により負の二項累積分布逆関数を返します。二項分布は離散的なので、nbininv
は、X
において評価された負の二項累積分布関数が Y
以上になるような最小の整数 X
を返します。Y
、R
および P
には、すべて同じサイズのベクトル、行列または多次元配列を指定できます。これは、X
のサイズでもあります。Y
、R
または P
がスカラー入力である場合は、他の入力と同じ次元をもつ定数配列に展開されます。
負の二項分布の最も簡単な動機付けは、それぞれの試行で成功する一定の確率が P
である連続ランダム試行の場合です。指定された成功回数 R
を観測するために実行しなければならない "追加の" 試行回数は、負の二項分布です。ただし、負の二項分布のより一般的な解釈に従って、nbininv
では R
が、非整数を含む任意の正の値であってもかまいません。
例
コインを投げて、表が10 回出る確率を 99% にするには、何回コインを投げたら良いでしょうか。
flips = nbininv(0.99,10,0.5) + 10 flips = 33
表を10 回出すには、少なくとも 10 回コインを投げなければならないことに注意してください。右側の 2 つ目の項が 10 であるのは、そのためです。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入