capability
工程能力指数
構文
S = capability(data,specs)
説明
S = capability(data,specs)
は、specs
の仕様で与えられた data
の測定値について工程能力指数を推定します。data
は測定値のベクトルまたは行列のいずれかとなります。data
が行列の場合、指数は列について計算されます。specs
は下方仕様限界と上方仕様限界を含む [L,U]
の形式の 2 要素ベクトル、または (data
が行列の場合)、data
と列数が同じ 2 行の行列、のいずれかです。下限がない場合は、specs
の最初の要素に -Inf
を使用します。上限がない場合は、specs
の 2番目の要素に Inf
を使用します。
出力 S
は、以下のフィールドをもつ構造体です。
mu
— 標本平均sigma
— 標本標準偏差P
— 限界内に入る推定確率Pl
— 下限よりも小さい推定確率L
Pu
— 上限よりも大きい推定確率U
Cp
—(U-L)/(6*sigma)
Cpl
—(mu-L)./(3.*sigma)
Cpu
—(U-mu)./(3.*sigma)
Cpk
—min(Cpl,Cpu)
データ値が一定の平均値と分散をもつ正規分布する母集団から独立した標本であると仮定して、指数が計算されます。
指数は「仕様の幅」(仕様限界区間) を「工程の幅」(管理限界区間) で除算した値です。高い比率は仕様を外れた測定値が少ない工程であることを表します。
例
参考文献
[1] Montgomery, D. Introduction to Statistical Quality Control. Hoboken, NJ: John Wiley & Sons, 1991, pp. 369–374.
バージョン履歴
R2006b で導入