ドキュメンテーション

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Verification Manager を使用したシミュレーション テストの構築

Model Verification ブロックの表示

Verification Manager を調べるために使用できる Simulink® モデルを作成します。

  1. Simulink ソフトウェアで、次のモデル例を作成します。

    このモデル例のサブシステムの内容は次のとおりです。

    1. Signal Builder ブロックで、信号が 5 つある信号グループを作成します。

    2. 信号グループのコピーを 2 つ作成し、信号グループを全部で 3 つ (グループ 1グループ 2グループ 3) にします。

        メモ:   Signal Builder ブロックにより、モデル全体のテスト信号を 1 つの場所で生成できます。このモデルには、5 つのテスト信号を Model Verification ブロックに送信する Signal Builder ブロックがあります。このモデルは最初の 4 つの信号を直接 Check Static Upper Bound ブロックに送信します。5 番目の信号はモデルにより Check Static Upper Bound ブロックがあるサブシステムに送信されます。

      Signal Builder ブロックの詳細は、Simulink ドキュメンテーションの「信号グループ」を参照してください。

    3. 各 Check Static Upper Bound 検証ブロックが上限値 1 に対してアサートするように設定するには、[上限] パラメーターを 1 に設定します。

    4. 次の各ブロックに対して、[アサーションを有効にする] パラメーターをオフにして、アサーションを無効にします。

      • Check Static Upper Bound

      • Check Static Upper Bound1

      • Check Static Upper Bound2

      • サブシステム内の Check Static Upper Bound

      これらのブロックはモデル内で×印で消されます。

    5. Check Static Upper Bound3 ブロックを有効にするには、[アサーションを有効にする] パラメーターを選択します。

  2. このモデルに ex_verif_mgr_test_signals という名前を付けて保存します。

  3. モデルの [Signal Builder] ダイアログ ボックスを開くには、Signal Builder ブロックをダブルクリックします。最初のグループ (この例では Group 1) の信号が表示されます。

  4. [Signal Builder] ダイアログ ボックスのツール バーで、[検証設定を表示ツール] ボタンを選択します。 .

    [検証ブロックの設定] ペインと [要求仕様] ペインが表示されます。

    [検証ブロックの設定] ペインには、モデル内のすべての Model Verification ブロックがサブシステムごとにグループ化されて表示されます。このペインを右クリックすると、このウィンドウで Model Verification ブロックを表示するための 3 つのオプションのいずれかを選択できます。

    • [表示][ツリー形式] — 有効にすると、ブロックの一覧がモデルの階層構造と同様の形式で表示されます。

    • [表示][オーバーライドされたブロックのみ] — 有効にすると、ディセーブルになっているブロックのみが一覧表示されます。

    • [表示][アクティブなブロックのみ] — 有効にすると、イネーブルになっているブロックのみが一覧表示されます。

      メモ:   [オーバーライドされたブロックのみ][アクティブなブロックのみ] の両方を有効にすると、Model Verification ブロックは表示されません。[オーバーライドされたブロックのみ][アクティブなブロックのみ] の両方を無効にすると、すべての Model Verification ブロックが表示されます。

    この例では、[検証ブロックの設定] ペインには 5 つの Check Static Upper Bound ブロックが表示されます。4 つはモデルの最上位にあり、1 つはサブシステム内にあります。

    [要求仕様] ペインには、現在の信号グループの要求仕様ドキュメンテーション リンクの一覧が表示されます。[Signal Builder] ダイアログ ボックスでの要求仕様ドキュメンテーション リンクの追加についての詳細は、Verification Manager を使用したテスト ケースの要求仕様ドキュメンテーションへのリンクを参照してください。

  5. この例では、 を選択して [要求仕様] ペインを閉じます。

  6. 現在の信号グループに対して有効になっている Model Verification ブロックのみを表示するには、[Verification block settings] ツール バーで [List Enabled Verifications] ツール を選択します。

  7. 現在のグループのすべての Model Verification ブロックを再表示するには、[検証ブロックの階層表示] ツール をクリックします。

モデル内の Model Verification ブロックの有効化と無効化

Verification Manager を使用すると、信号グループ内の Model Verification ブロックを個別に有効および無効にすることができます。Signal Builder のダイアログ ボックスで Verification Manager を開くには、 アイコンをクリックします。

[検証ブロックの設定] ペインには、モデル内の Model Verification ブロックの一覧が表示されます。各検証ブロックには、アサーションが有効か無効かを示すステータス ノードがあります。また、各検証ブロックのステータス ノードは、イネーブルまたはディセーブルの設定が全体に適用されているか、アクティブなグループにのみ適用されているかを示します。次の表はステータス ノードのタイプの一覧です。

ノード

ステータス

検証ブロックは現在のグループで無効になっています。クリックすると、現在のグループで検証ブロックが有効になります。

検証ブロックは現在のグループでイネーブルになっています。クリックすると、現在のグループで検証ブロックが無効になります。

検証ブロックはすべてのテスト グループでイネーブルになっています。

Verification Manager を使用して、Model Verification ブロックの表示で作成した ex_verif_mgr_test_signals モデルの Model Verification ブロックを有効または無効にします。

  1. Verification Manager で、Check Static Upper Bound1 ノードの横にある空白のチェック ボックスをクリックし、現在アクティブなグループ (グループ 1) でそのノードを有効にします。

    [検証ブロックの設定] ペインで、無効になっているブロックを有効にすると、モデル内でのブロックの表示が次のように変更されます。

    現在のグループで Check Static Upper Bound1 ブロックをイネーブルにしたため、ブロックに [オーバーライド] ラベルが適用され、×印は消えます。

  2. Signal Builder の [アクティブ グループ] リストで [グループ 2] を選択します。

  3. Check Static Upper Bound2 ノードの横にある空白のチェック ボックスを選択し、現在のグループ (グループ 2) でそのノードを有効にします。

    Check Static Upper Bound2 の×印が消えるため、このブロックが現在のグループでイネーブルであることを示しています。ただし、Check Static Upper Bound1 は別のグループでイネーブルになっているため、×印で消されています。

  4. モデルの変更を保存します。

サブシステム内の Model Verification ブロックの有効化と無効化

検証ブロックが数多く存在する場合、ブロックのイネーブルやディセーブルを個別に実行すると時間がかかります。Verification Manager では、コンテキスト メニュー オプションからブロックを有効化および無効化することができます。ノードのステータスに応じて、以下のオプションを使用できます。

ノードのステータス

コンテキスト メニュー オプション

  • すべてのグループの内容をイネーブルにする

  • グループ単位で内容をイネーブルにする

  • グループの内容をイネーブルにする

  • グループの内容をディセーブルにする

  • グループ単位でブロックをイネーブルにする

  • すべてのグループのブロックをイネーブルにする

  • グループのブロックをイネーブルにする

  • すべてのグループのブロックをイネーブルにする

  • グループのブロックをディセーブルにする

たとえば、Verification Manager で、5 つのモデルがある Model Verification ブロックに次のグループを定義するとします。

  1. Verification Manager ウィンドウで ex_verif_mgr_test_signals ノードを右クリックし、[すべてのグループの内容をイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、すべてのサブシステムにおけるすべてのテスト グループについて、検証ブロックがすべて有効になります。すべてのグループの設定は次のようになります。

  2. ex_verif_mgr_test_signals を右クリックし、[グループ単位で内容をイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、各グループの各検証ブロックで個別にイネーブルまたはディセーブルにされた設定が復元されます。

  3. [アクティブ グループ] リストで、[グループ 1] を選択します。ex_verif_mgr_test_signals を右クリックし、[グループの内容をイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、グループ 1 についてのみ、含まれているすべてのブロックが個別に有効になります。

  4. [アクティブ グループ] リストで、[グループ 1] を選択します。ex_verif_mgr_test_signals を右クリックし、[グループの内容をディセーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、グループ 1 についてのみ、含まれているすべてのブロックが個別に無効になります。

  5. [アクティブ グループ] リストで、[グループ 1] を選択します。Check Static Upper Bound ノードを右クリックし、[すべてのグループのブロックをイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、すべてのブロックで [Check Static Upper Bound] ブロックが有効になります。

  6. [アクティブ グループ] リストで、[グループ 1] を選択します。Check Static Upper Bound ノードを右クリックし、[グループ単位でブロックをイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、すべてのグループで、このブロックに対して個別にイネーブル/ディセーブルの状態が復元されます。[グループ単位でブロックをイネーブルにする] オプションを選択すると、各グループでこのノードを個別に有効または無効にすることができます。

  7. [アクティブ グループ] リストで、[グループ 1] を選択します。Check Static Upper Bound ノードを右クリックし、[グループのブロックをイネーブルにする] を選択します。

    このオプションを選択すると、現在のグループでのみ [Check Static Upper Bound] ブロックが有効になります。

    [グループのブロックをディセーブルにする] を選択すると、指定したブロックが現在のグループでのみ無効になります。

Check Static Lower Bound ブロックによる範囲外信号の確認

次の例では、Check Static Lower Bound ブロックを使用して、Sine Wave ブロックからの信号が下限値より低くなった場合にシミュレーションを停止するよう設定されています。

  1. Check Static Lower Bound ブロックを Sine Wave ブロックからの信号に付加します。

  2. シミュレーション終了時間を 2 秒に設定します。

  3. Sine Wave ブロックをダブルクリックして、以下のパラメーターを設定します。

    • [振幅]1 に設定します。

    • [周波数]pi ラジアン/秒に設定します。

  4. Check Static Lower Bound ブロックをダブルクリックし、[下限] パラメーターを -0.8 に設定します。

    [アサーションを有効にする] が既定値です。このパラメーターにより、検証ブロックでアサーションが有効になります。Check Static Lower Bound ブロックが -0.8 以下の信号値を検出するように設定します。信号値がこの指定値以下になると、シミュレーションは停止します。

  5. シミュレーションを実行します。

    出力値が -0.8 になると、1.295 秒後にモデルのシミュレーションが停止します。Check Static Lower Bound ブロックが強調表示されます。

    シミュレーションが停止すると、次の診断メッセージが表示されます。

  6. 信号値を検証するには、Scope ブロックをダブルクリックします。

  7. Check Static Lower Bound ブロックが制限値のアサーションを行わないようにするには、[アサーションを有効にする] チェック ボックスをオフにします。

    次のように、モデル内でこのブロックに×印で消されます。

Verification Manager を使用したテスト ケースの要求仕様ドキュメンテーションへのリンク

Signal Builder で Verification Manager の[要求仕様] ペインを使用して、要求仕様ドキュメンテーションをテスト ケースと、対応する Model Verification ブロックにリンクすることができます。

  1. Signal Builder のダイアログ ボックスで [要求仕様] ペインを表示するには、次の手順に従います。

    1. [検証設定の表示] ボタン ( ) をクリックします。

    2. [要求仕様の表示] ボタン ( ) をクリックします。

  2. [要求仕様] ペインで、任意の場所を右クリックします。

  3. コンテキスト メニューで [リンク エディターを開く] を選択します。

    [要求仕様] ダイアログ ボックスが開きます。

  4. 要求仕様ドキュメンテーションを参照して選択すると、[要求仕様の設定] ダイアログ ボックスの [選択内容のリンク] タブの [ドキュメント ファイル参照] オプションで指定したとおりにドキュメントのパスが保存されます。

    作業環境ごとに適用する設定についての詳細は、ドキュメント パス ストレージを参照してください。

  5. 要求仕様ドキュメンテーションにリンクを追加します (選択ベースのリンクによる要求仕様ドキュメンテーションへのリンクを参照)。

    リンクされている要求仕様の名前は [要求仕様] ペインに表示されます。

  6. 要求仕様ドキュメンテーションを作成元のエディターで表示するには、要求仕様リンクを右クリックして [表示] を選択します。

  7. 要求仕様リンクを削除する場合は、リンクを右クリックして [削除] を選択します。

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