S-Function ブロック内のカスタム C/C++ コードのカバレッジ結果の参照
この例では、モデル内の S-Function ブロックの中の C/C++ コードのカバレッジ結果を参照する方法を説明します。ブロック内の C/C++ コードのカバレッジ結果を参照するには、次の手順に従います。
S-Function のカバレッジのサポートを有効にします。詳細については、Simulink モデルのカスタム C/C++ コードのカバレッジを参照してください。
シミュレーションを実行し、カバレッジ レポートを参照します。
S-Function ブロックのカバレッジ結果は、モデルの他の部分と同じレポート上で参照できます。レポート内の各 S-Function ブロックは、ブロック内の C/C++ コードの詳細なカバレッジ レポートにリンクされます。
この例で使用されているコード カバレッジ レポートの全体を参照するには、S-Function のカバレッジの手順に従います。
カバレッジ レポートで、S-Function ブロックのカバレッジ メトリクスを参照します。
カバレッジ レポートの書式の詳細については、最上位モデル カバレッジ レポートを参照してください。
[詳細レポート] リンクを選択します。S-Function ブロックのコード カバレッジ レポートが開きます。
[目次] の各リンクを選択して、レポートのさまざまな節に移動します。
節タイトル 目的 解析情報 モデルの作成時間、最終更新日およびファイル サイズなどの情報が記載されます。 テスト 開始時間および終了時間など、シミュレーションに関する情報が記載されます。 概要 S-Function ブロック内のファイルおよび関数に関するカバレッジ情報が記載されます。ファイルおよび関数ごとに、カバレッジのパーセンテージが表示されます。コードに関連するカバレッジ タイプは以下のとおりです。 カバレッジ タイプ ラベル 複雑度 条件 判定 MCDC 関係演算子の境界 カバーされているステートメントの割合
Stmt 詳細 条件、判定または MCDC カバレッジの対象となるステートメントに関するカバレッジ情報が記載されます。この情報はファイルおよび関数別にグループ分けされます。 コード C/C++ コードが記載されます。カバーされていないステートメントはピンクで強調表示されます。 ファイル内または関数内のステートメントについて、カバレッジの詳細を参照するには、[概要] 節で、各ファイルまたは各関数名を選択します。
シミュレーション時にテストされなかった条件、判定または MCDC の結果はピンクで強調表示されます。特定のファイルまたは関数の詳細が記載されたページ内で下方向にスクロールし、これらの事項をメモし、さらに調査します。
カバーされなかったステートメントの概要を確認するには、[コード] 節に移動します。この節には、カバーされなかったステートメントをピンクで強調表示したコードが記載されます。