Main Content

slcovmex

C/C++ コードからカバレッジ互換の MEX 関数をビルドする

説明

slcovmex(sourceFile1,...,sourceFileN) は、カバレッジを処理するためにレベル 2 C/C++ MEX S-Function をコンパイルします。

slcovmex(sourceFile1,...,sourceFileN,-sldv) は、カバレッジを処理するためにレベル 2 C/C++ MEX S-Function をコンパイルし、Simulink® Design Verifier™ に対するサポートを有効にします。

slcovmex(sourceFile1,...,sourceFileN,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアの引数で指定した追加オプションを使用します。

slcovmex(argumentSet1,...,argumentSetN) は、それぞれ 1 つの引数セットを指定して複数の mex 関数呼び出しを結合します。

入力引数

すべて折りたたむ

コンマ区切りのソース ファイル名。それぞれの名前を文字ベクトルまたは string として指定します。

ファイルが現在のフォルダーにない場合、ファイル名に絶対パスまたは相対パスを含める必要があります。現在のフォルダーを見つけるには pwd を使用し、現在のフォルダーを変更するには cd を使用します。

例: 'file1.c', 'file1.c','file2.c'

コンマ区切りの mex 引数セット。各セットを cell 配列として指定します。

mex を複数回呼び出す場合、slcovmex を 1 回呼び出し、各 mex 呼び出しの引数を文字ベクトルの cell 配列として渡すことができます。

たとえば、次の mex コマンドのシーケンスを使用する場合を考えます。

 mex -c file1.c
 mex -c file2.c
 mex file1.o file2.o -output sfcnOutput
次のようにシーケンスを 1 つの slcovmex 呼び出しに置き換えることができます。

slcovmex({'-c','file1.c'},{'-c','file2.c'},{'file1.o','file2.o',
'-output','sfcnOutput'})

例: {'-c','file1.c'},{'-c','file2.c'},{'file1.o','file2.o','-output','sfcnOutput'}

Simulink Design Verifier でコンパイル済み MEX 関数のサポートを有効にするオプション。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: mex 関数で許可されるすべての名前と値のペアの引数を使用できます。また、モデル カバレッジに固有の次のオプションを使用できます。

ファイル名。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: 'myFile.c'

関数名。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: 'myFunc'

フォルダー名。文字ベクトルまたは string として指定します。

フォルダー内のすべてのファイルがカバレッジで無視されます。

例: 'C:\Libraries\'

バージョン履歴

R2015a で導入