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initopspec

操作点の指定値の初期化

    説明

    opspecNew = initopspec(opspec,op) は、操作点 op の値を使用して操作点の仕様 opspec を更新し、新しい操作点の仕様を返します。

    opspecNew = initopspec(opspec,x) は、ベクトル x の状態値を使用して操作点の仕様を更新します。

    opspecNew = initopspec(opspec,x,u) は、ベクトル xu の状態値と入力値をそれぞれ使用して操作点の仕様を更新します。

    opspecNew = initopspec(opspec,xstruct) は、構造体 xstruct の状態値を使用して操作点の仕様を更新します。この構文は、操作点の仕様に入力値がない場合に使用できます。

    opspecNew = initopspec(opspec,xstruct,u) は、構造体 xstruct とベクトル u の状態値と入力値をそれぞれ使用して操作点の仕様を更新します。

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    シミュレーションのスナップショットを使用して、モデルの操作点を検出します。

    mdl = 'scdplane';
    op = findop(mdl,10);

    モデルの操作点の仕様を作成します。

    opspec = operspec(mdl);

    計算された操作点の値を使用して、操作点の仕様を更新します。

    newopspec = initopspec(opspec,op);

    入力引数

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    Simulink® モデルの操作点の仕様。OperatingSpec オブジェクトとして指定します。モデルの OperatingSpec オブジェクトを作成するには、関数 operspec を使用します。

    Simulink モデルの操作点。OperatingPointOperatingSpec、または OperatingReport オブジェクトとして指定します。

    状態値。ベクトルとして指定します。x の値の順序は opspec の状態の順序と一致しなければなりません。

    xgetxu を使用して作成できます。

    入力値。ベクトルとして指定します。u の値の順序は opspec の状態の順序と一致しなければなりません。

    ugetxu を使用して作成できます。

    状態情報。構造体として指定します。xstructgetstatestruct を使用して作成します。

    出力引数

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    更新された操作点の仕様。OperatingSpec オブジェクトとして返されます。

    代替方法

    関数 initopspec に代わる方法として、モデル線形化器アプリで操作点の仕様の値を初期化します。詳細については、操作点探索に用いる仕様のインポートとエクスポートを参照してください。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入