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getstatestruct

操作点からの状態値の取得

説明

x = getstatestruct(op) は、指定された操作点オブジェクトから状態値の構造体を抽出します。状態構造体を使用して Simulink® モデルの初期状態値を設定できます。

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scdplane モデルを開き、操作点を作成します。平衡化された操作点を計算するか、操作点のスナップショットを取得することもできます。

mdl = 'scdplane';
open_system(mdl)
op = operpoint(mdl);

操作点から状態値を抽出します。

xInitial = getstatestruct(op);

操作点から入力値を抽出します。

uInitial = getinputstruct(op);

この構造体内部の状態値または入力値を表示するには、ドット表記を使用します。たとえば、入力値を表示します。

uInitial.signals.values
ans = 0

モデル内の初期状態値を設定します。

set_param(mdl,'LoadInitialState','on','InitialState','xInitial')

モデル内の初期入力値を設定します。

set_param(mdl,'LoadExternalInput','on','ExternalInput','uInitial')

入力引数

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Simulink モデルの操作点。OperatingPointOperatingSpec、または OperatingReport オブジェクトとして指定します。これらの任意のオブジェクトの同種配列も指定できます。

出力引数

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状態値。次のフィールドをもつ構造体として返されます。

  • signals — 状態値と情報

  • time — 状態値のシミュレーション時間。0 として返されます。

op が配列の場合、xop と同じ次元の構造体配列として返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入