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trace

シミュレーション デバッグ セッションで指定したブロックが実行されるたびにブロックに関する情報を表示

構文

説明

trace blk は、blk で指定されたブロックをシミュレーション デバッグ セッションでトレース ポイントとして登録します。トレース ポイントに対応するブロックがシミュレーション デバッグ セッションで実行されるたびに、そのブロックに関する情報が表示されます。

  • プログラムでシミュレーション デバッグ セッションを開始すると、情報は MATLAB® コマンド ウィンドウに表示されます。

  • Simulink® エディターを使用してシミュレーション デバッグ セッションを開始すると、情報は診断ビューアーに表示されます。

この関数は、次の方法で開始されたシミュレーション デバッグ セッションで使用できます。

  • 対話形式で Simulink ツールストリップを使用

  • プログラムで関数 sldebug を使用

  • プログラムで関数 sim を使用して名前と値の引数 'debug' を指定

メモ

この関数は、プログラムで開始されたシミュレーション デバッグ セッション、およびタイム ステップ内で一時停止中の対話型シミュレーション デバッグ セッションに対してのみ使用できます。

入力引数

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トレース ポイントとして登録するブロック。次のオプションのいずれかとして指定します。

  • (t)s:b — インデックス s のシステム内のインデックス t のタスクのインデックス b のブロック

  • gcb — 現在のブロック

ヒント

  • 登録されているトレース ポイントを消去するには、関数 untrace を使用します。

  • 表示される情報のレベルは、シミュレーション デバッグ セッションに対して構成されているレベルになります。表示する情報のレベルを指定するには、関数 probe を使用します。

  • シミュレーション デバッグ セッションを対話形式で開始するには、モデルに 1 つ以上のブレークポイントを追加し、[ブレークポイント リスト][タイム ステップ内で一時停止] が選択されていることを確認します。シミュレーションがブレークポイントで一時停止したときに、stop コマンドなど、プログラムによるデバッグ コマンドの一部を MATLAB コマンド ウィンドウで使用できます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入