Main Content

stimes

シミュレーション デバッグ セッションでモデル内のサンプル時間に関する情報を表示

構文

説明

stimes は、現在のシミュレーション デバッグ セッションで実行中のモデル内のサンプル時間に関する情報を MATLAB® コマンド ウィンドウに表示します。サンプル時間の情報には、各サンプル時間の周期、オフセット、タスク ID が含まれます。

この関数は、次の方法で開始されたシミュレーション デバッグ セッションで使用できます。

  • 対話形式で Simulink® ツールストリップを使用

  • プログラムで関数 sldebug を使用

  • プログラムで関数 sim を使用して名前と値の引数 'debug' を指定

メモ

この関数は、プログラムで開始されたシミュレーション デバッグ セッション、およびタイム ステップ内で一時停止中の対話型シミュレーション デバッグ セッションに対してのみ使用できます。

すべて折りたたむ

シミュレーション デバッグ セッションで、関数 stimes を使用してモデル vdp 内のサンプル時間に関する情報を表示します。

モデル vdp を開きます。

openExample("simulink_general/VanDerPolOscillatorExample",...
    supportingFile="vdp")

関数 sldebug を使用してモデル vdp のシミュレーション デバッグ セッションを開始します。MATLAB コマンド プロンプト (>>) が Simulink デバッガー プロンプト ((sldebug @0): >> ) になります。

sldebug vdp
(sldebug @0): >> 

関数 stimes を使用してモデル内のサンプル時間に関する情報を表示します。モデル vdp には 3 つのサンプル時間が含まれています。

stimes
--- Sample times for 'vdp' [Number of sample times = 3]
  1. tid=0 (continuous)
  2. tid=1 (continuous but fixed-in-minor-step)
  3. tid=2 (value = inf in ModelWideParameterChangeEvent)

デバッグが終了したら、関数 stop を使用してシミュレーション デバッグ セッションを終了します。

stop

ヒント

シミュレーション デバッグ セッションを対話形式で開始するには、モデルに 1 つ以上のブレークポイントを追加し、[ブレークポイント リスト][タイム ステップ内で一時停止] が選択されていることを確認します。シミュレーションがブレークポイントで一時停止したときに、stop コマンドなど、プログラムによるデバッグ コマンドの一部を MATLAB コマンド ウィンドウで使用できます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入