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step

指定したインクリメントだけシミュレーションを進める

説明

step は、現在のタイム ステップの次のメソッドまでシミュレーションを進めます。

メモ

この関数は、関数 sldebug を使用するか関数 sim で名前と値の引数 'debug' を使用してプログラムで開始されたシミュレーション デバッグ セッションに対してのみサポートされます。

step amt は、amt で指定された量だけシミュレーションを進めます。たとえば、次のタイム ステップの最初のメソッドまでシミュレーションを進めるには、amttop と指定します。

step top

入力引数

すべて折りたたむ

シミュレーションを進める量。次のオプションのいずれかとして指定します。

  • in — 現在のタイム ステップの次のメソッドまでシミュレーションを進め、次のメソッド内の最初のメソッドの前で一時停止します。次のメソッドがメソッドを含まない場合は、次のメソッドの最後でシミュレーション デバッグ セッションが一時停止します。

  • over — 現在のタイム ステップの次のメソッドを越えてシミュレーションを進めます。

  • out — 実行階層の現在のシミュレーション ポイントの最後までシミュレーションを進めます。

  • top — 次のタイム ステップの最初のメソッドまでシミュレーションを進めます。

  • blkmth — 次のブロック メソッドまでシミュレーションを進めます。

例: step top は、次のタイム ステップの最初のメソッドまでシミュレーション デバッグ セッションを進めます。

データ型: char | string

ヒント

プログラムによるシミュレーション デバッグ セッションでブロック メソッドを実行した後、MATLAB® コマンド ウィンドウに次の情報が表示されます。

  • 現在のシミュレーション時間 Tm

  • ブロック ID

  • 次に実行するメソッド

  • ブロックの入力値 U1,...,Un

  • ブロックの出力値 Y1,...,Yn

  • ブロックの連続状態ベクトル CSTATE

  • ブロックの離散状態ベクトル DSTATE

次のイメージは、関数 step を呼び出した後の一般的なコマンド ウィンドウの出力を示したものです。

バージョン履歴

R2007a で導入