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slproject.create

(非推奨) 空のプロジェクトの作成

slproject.create は推奨されません。代わりに matlab.project.createProject を使用してください。詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

説明

proj = slproject.create は、Simulink® スタート ページから空のプロジェクト テンプレートを使用してプロジェクトを作成して開き、プロジェクト オブジェクトを返します。プロジェクト オブジェクトを使用して、現在開いているプロジェクトをコマンド ラインで操作します。既定のプロジェクト フォルダーに新しいプロジェクトが作成されます。新しいプロジェクトの既定のフォルダーを変更するには、MATLAB® の [ホーム] タブで [基本設定] をクリックします。[基本設定] ダイアログ ボックスの MATLAB のプロジェクト ペインで、[既定のフォルダー] を設定します。

proj = slproject.create(path) は、パスで指定された場所にプロジェクトを作成します。

proj = slproject.create(name) は、name で指定された名前を付けて、既定のフォルダーにプロジェクトを作成します。

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slproject.create

プロジェクト基本設定を使用して、新しいプロジェクトの既定のフォルダーを制御できます。

proj = slproject.create('C:\work\myprojectname');
proj = slproject.create('myprojectname');

入力引数

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新しいプロジェクトの場所へのパス。文字ベクトルで指定します。パスを指定しない場合、slproject.create は既定の場所にプロジェクトを作成します。プロジェクト基本設定で既定の場所を変更できます。

例: C:\work\projectname

データ型: char

新しいプロジェクトの名前。文字ベクトルとして指定します。

例: myproject

データ型: char

出力引数

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プロジェクト オブジェクトとして返されたプロジェクト。プロジェクト オブジェクトを使用して、現在開いているプロジェクトをコマンド ラインで操作します。

proj 出力引数のプロパティ。

プロジェクトのプロパティ説明
Nameプロジェクト名
Information説明、ソース管理の統合、リポジトリの場所、最上位プロジェクトであるかどうかなど、プロジェクトに関する情報。
DependenciesMATLAB ダイグラフ オブジェクト内のプロジェクト ファイル間の依存関係。
Shortcutsプロジェクト内のショートカット ファイル。
ProjectPath

プロジェクトが MATLAB パス上に配置するフォルダー。

ProjectReferences参照プロジェクトを含むフォルダー。参照プロジェクト用の読み取り専用プロジェクト オブジェクトが含まれます。
Categoriesプロジェクト ラベルのカテゴリ。
Filesプロジェクト ファイルのパスと名前。
RootFolderプロジェクトのルート フォルダーの絶対パス。

バージョン履歴

R2017a で導入

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R2019a: Simulink プロジェクト API は推奨されない

R2019a 以降、simulinkproject および関連する関数の代わりに、関数 currentProject または openProject を MATLAB で使用します。Simulink プロジェクト API は引き続きサポートされますが、R2019a 以降では、新しい MATLAB プロジェクト API を使用する場合のみ新機能を利用できます。現時点では、Simulink プロジェクト API を削除する予定はありません。

simulinkproject および methods(simulinkproject) でリストされる関連する関数は引き続き使用できます。R2019a 以降に追加された runCheckslistImpactedFiles などの新機能は、simulinkproject では動作しません。代わりに currentProject を使用してください。

新しい MATLAB プロジェクト API は、Simulink があるかどうかに関係なく、プロジェクトを MATLAB で使用できるようにする R2019a 機能の一部です。これで、Simulink がないユーザーとプロジェクトを共有できます。