slLibraryBrowser
Simulink ライブラリ ブラウザーを開く、読み込む、閉じる、ライブラリ ブラウザー オブジェクトのハンドルを作成して取得する
構文
説明
slLibraryBrowser
は、スタンドアロン モードの Simulink® ライブラリ ブラウザーを開きます。スタンドアロン モードの詳細については、Library Browser in Standalone Modeを参照してください。
メモ
Simulink ブロック ライブラリを読み込む場合は、代わりに
load_system simulink
を使用します。ウィンドウを開かずに Simulink を起動するには、より高速な
start_simulink
を代わりに使用します。
libraryhandle = slLibraryBrowser
は、ライブラリ ブラウザー オブジェクト LibraryBrowser.LBStandalone
を作成し、オブジェクト ハンドルを返します。オブジェクト ハンドルを取得したら、オブジェクトのプロパティや関数を使用して、スタンドアロン モードのライブラリ ブラウザーの表示、非表示、サイズ、位置、更新の操作を実行できます。詳細については、Library Browser in Standalone Mode、LibraryBrowser.LBStandalone
、show
、hide
、getPosition
、setPosition
、refresh
を参照してください。
slLibraryBrowser
を使用してオブジェクト ハンドルを取得すると、次のようになります。
ライブラリ ブラウザーがスタンドアロン モードで開いている場合、ライブラリ ブラウザーのウィンドウが Simulink の他のすべてのウィンドウより手前に移動します。
ライブラリ ブラウザーがスタンドアロン モードで開いていない場合、ライブラリ ブラウザーがスタンドアロン モードで開きます。
メモ
ライブラリ ブラウザー オブジェクトのハンドルの作成と取得には、LibraryBrowser.LibraryBrowser2
も使用できます。LibraryBrowser.LibraryBrowser2
では、ライブラリ ブラウザーがスタンドアロン モードで開いたり、ライブラリ ブラウザーが Simulink の他のウィンドウより手前に移動したりすることはありません。
slLibraryBrowser('open')
は、スタンドアロン モードのライブラリ ブラウザーを開きます。
slLibraryBrowser('noshow')
は、ライブラリ ブラウザーを表示せずにメモリに読み込みます。これは、slLibraryBrowser('open')
の以降の呼び出しを高速にする場合に使用します。
slLibraryBrowser('close')
は、スタンドアロン モードのライブラリ ブラウザーを閉じます。
例
制限
関数 slLibraryBrowser
は、ドッキングされたライブラリ ブラウザーに対しては機能しません。関数 slLibraryBrowser
を使用するには、[スタンドアロンのライブラリ ブラウザーを起動します] ボタン をクリックしてライブラリ ブラウザーをスタンドアロン モードで開きます。