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Simulink.sdi.setSubPlotLayout

シミュレーション データ インスペクターでサブプロット レイアウトを設定する

説明

Simulink.sdi.setSubPlotLayout(r,c) は、指定した行数 r および列数 c を使用して、シミュレーション データ インスペクターでサブプロットのグリッド レイアウトを設定します。

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サブプロット レイアウトを 42 列に変更します。

Simulink.sdi.setSubPlotLayout(4,2);

実行を作成してそこにデータを追加してから、シミュレーション データ インスペクターでデータを表示します。

実行のデータの作成

timeseries オブジェクトを作成し、正弦信号と余弦信号のデータを含めます。各 timeseries オブジェクトに説明的な名前を付けます。

time = linspace(0,20,100);

sine_vals = sin(2*pi/5*time);
sine_ts = timeseries(sine_vals,time);
sine_ts.Name = "Sine, T=5";

cos_vals = cos(2*pi/8*time);
cos_ts = timeseries(cos_vals,time);
cos_ts.Name = "Cosine, T=8";

実行の作成とデータの追加

関数 Simulink.sdi.view を使用して、シミュレーション データ インスペクターを開きます。

Simulink.sdi.view

データをワークスペースからシミュレーション データ インスペクターにインポートするには、関数 Simulink.sdi.Run.create を使用して Simulink.sdi.Run オブジェクトを作成します。Run オブジェクトの Name プロパティと Description プロパティを使用して、実行に関する情報をそのメタデータに追加します。

sinusoidsRun = Simulink.sdi.Run.create;
sinusoidsRun.Name = "Sinusoids";
sinusoidsRun.Description = "Sine and cosine signals with different frequencies";

関数 add を使用して、ワークスペースで作成したデータを空の実行に追加します。

add(sinusoidsRun,"vars",sine_ts,cos_ts);

シミュレーション データ インスペクターでのデータのプロット

関数 getSignalByIndex を使用して、信号データが含まれる Simulink.sdi.Signal オブジェクトにアクセスします。Simulink.sdi.Signal オブジェクトのプロパティを使用して、信号のライン スタイルと色を指定し、シミュレーション データ インスペクターに信号をプロットできます。各信号の LineColor プロパティと LineDashed プロパティを指定します。

sine_sig = getSignalByIndex(sinusoidsRun,1);
sine_sig.LineColor = [0 0 1];
sine_sig.LineDashed = "-.";

cos_sig = sinusoidsRun.getSignalByIndex(2);
cos_sig.LineColor = [1 0 0];
cos_sig.LineDashed = "--";

関数 Simulink.sdi.setSubPlotLayout を使用して、シミュレーション データ インスペクターのプロット領域で 21 列のサブプロット レイアウトを設定します。次に、関数 plotOnSubplot を使用して、上のサブプロットに正弦信号をプロットし、下のサブプロットに余弦信号をプロットします。

Simulink.sdi.setSubPlotLayout(2,1);

plotOnSubPlot(sine_sig,1,1,true);
plotOnSubPlot(cos_sig,2,1,true);

The sine wave and cosine wave signals plotted in the Simulation Data Inspector. There are two vertically aligned subplots. In the upper subplot, the Sine, T=5 signal is plotted in blue with a dash-dotted line style. In the lower subplot, Cosine, T=8 signal is plotted in red with a dashed line style.

シミュレーション データ インスペクターを閉じてデータを保存

プロットされた信号データの検査が完了したら、シミュレーション データ インスペクターを閉じて、セッションを MLDATX ファイルに保存できます。

Simulink.sdi.close("sinusoids.mldatx")

入力引数

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サブプロット グリッド レイアウトの行数。18 (等値を含む) の正の整数として指定します。

例: 2

サブプロット グリッド レイアウトの列数。18 (等値を含む) の正の整数として指定します。

例: 2

制限

  • 3 プロット レイアウトの設定およびオーバーレイの適用をプログラムによって行うことはできません。代わりに、シミュレーション データ インスペクターでは、[可視化とレイアウト] を選択します。その後、3 プロット レイアウトまたはオーバーレイ レイアウトを選択します。

バージョン履歴

R2016a で導入