Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

Simulink.ModelAdvisor

MATLAB ファイルからモデル アドバイザーを実行する

説明

モデル アドバイザーを実行するには、このオブジェクトのインスタンスを MATLAB® プログラムで使用します。たとえば、標準的なチェック セットを実行できます。

多くの Simulink.ModelAdvisor オブジェクト関数は、ID を必要とするか、または返します。ID はモデル アドバイザー チェック、タスクまたはグループの一意の識別子です。各 ID は不変なままでなければなりません。Simulink.ModelAdvisor オブジェクトには、次で使用するための ID を取得できる関数が含まれています。

  • すべてのチェック、タスク、およびグループ

  • グループとタスクに属するチェック

  • アクティブ チェック

  • 選択したチェック、タスク、およびグループ

モデル アドバイザーでチェック ID を検索するには、チェック コンテキスト メニューを使用します。

検索アクション
チェック ID
  1. モデル アドバイザーの左側のペインでチェックを選択します。

  2. チェック名を右クリックして [ワークスペースにチェック ID を送信] を選択します。ID がコマンド ウィンドウに表示され、ベース ワークスペースに送信されます。

フォルダー内で選択されたチェックのチェック ID
  1. モデル アドバイザーの左側のペインで、ID を確認するチェックを選択します。フォルダー内にある他のチェックは選択を解除します。

  2. フォルダーを右クリックして [ワークスペースにチェック ID を送信] を選択します。選択したチェック ID の配列がベース ワークスペースに送信されます。

Simulink® Check™ のライセンスがある場合は、関数 Simulink.ModelAdvisor runCheck または関数 runTask ではなく、関数 ModelAdvisor.run (Simulink Check) または関数 Advisor.Application (Simulink Check) run (Simulink Check) を使用することを検討してください。

サブシステムとモデル参照をもつ大規模なモデルがある場合は、Advisor.Application オブジェクトを使用することを検討してください。モデル参照階層内にない複数の独立したモデルでチェックを実行する場合、または並列処理を利用する場合は、ModelAdvisor.run を使用してモデルでモデル アドバイザー チェックを実行します。

作成

説明

MATLAB は、現在の MATLAB セッションで開いた各モデルに対してこのオブジェクトのインスタンスを作成します。モデルのモデル アドバイザー オブジェクトへのハンドルを取得するには、コマンド ma = Simulink.ModelAdvisor.getModelAdvisor(system) を実行します。ここで、system はチェック対象のモデルまたはサブシステムの名前です。実行すると、ユーザーのプログラムがモデル アドバイザー オブジェクトの関数を使って、モデル アドバイザーのチェックを初期化し、実行することができます。

入力引数

すべて展開する

モデル アドバイザーがチェックするモデルまたはサブシステム。

データ型: char

プロパティ

すべて展開する

true はモデル アドバイザー レポートで入力パラメーターを表示します。値 false はモデル アドバイザー レポートで入力パラメーターを表示しません。

データ型: char

オブジェクト関数

closeReport モデル アドバイザー レポートを閉じる
deselectCheck モデル アドバイザー チェックの選択を解除する
deselectCheckAll モデル アドバイザー チェックの選択を解除する
deselectCheckForGroup グループに対するモデル アドバイザー チェックの選択を解除する
deselectCheckForTask 指定したタスクまたはタスク セットに属するモデル アドバイザー チェックの選択を解除する
deselectTask 指定したタスクまたはタスク セットに属するモデル アドバイザー チェックの選択を解除する
deselectTaskAll すべてのモデル アドバイザーのタスクの選択を解除する
displayReport モデル アドバイザーにレポートを表示
exportReport モデル アドバイザー レポートのコピーを作成する
filterResultWithExclusion 除外されたオブジェクトをフィルター処理する
getBaselineMode モデル アドバイザーがベースライン データ生成モードであるかどうかを判定
getCheckAll すべてのモデル アドバイザー チェックのチェック ID を取得する
getCheckForGroup モデル アドバイザー チェック グループに属するチェックを取得する
getCheckForTask タスクに属するチェックを取得する
getCheckResult モデル アドバイザー チェック結果を取得する
getCheckResultDataモデル アドバイザー チェック結果データを取得する
getCheckResultStatusモデル アドバイザー チェック結果ステータスを取得する
getGroupAll モデル アドバイザーが実行するチェックのすべてのグループを取得する
getInputParameters モデル アドバイザー チェックの入力パラメーターを取得する
getSelectedCheck 現在選択されているモデル アドバイザー チェックを取得する
getSelectedSystem モデル アドバイザーがターゲットとするシステムを取得する
getSelectedTask 選択したモデル アドバイザー タスクを取得する
getTaskAll モデル アドバイザーが実行したタスクを取得
runCheck 現在選択されたチェックを実行
runTask 現在選択されたタスクを実行
selectCheck チェックの選択
selectCheckAll すべてのチェックを選択
selectCheckForGroup チェック グループの選択
selectCheckForTask 特定のタスクのチェックを選択する
selectTask モデル アドバイザー タスクを選択する
selectTaskAll すべてのモデル アドバイザーのタスクを選択
setActionEnableチェック アクションのステータスを設定
setBaselineMode モデル アドバイザーのベースライン モードの設定
setCheckErrorSeverity チェックの失敗の重大度を設定
setCheckResult 現在実行しているチェックの結果を設定
setCheckResultData 現在実行しているチェックの結果のデータを設定
setCheckResultStatus 現在実行しているチェックのステータスを設定
setInputParameters入力パラメーターの指定
verifyCheckRan モデル アドバイザーがチェック セットを実行したことの検証
verifyCheckResult ベースライン モデル アドバイザー チェック結果のファイルを作成、または現在のチェック結果をベースライン チェックの結果と比較
verifyCheckResultStatus モデルがチェック セットにパス/失敗したかを確認します。
verifyHTML ベースライン モデル アドバイザー レポートを生成するか、現在のレポートをベースライン レポートと比較

バージョン履歴

R2006a で導入