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Simulink.lookuptable.Table クラス

名前空間: Simulink.lookuptable
スーパークラス:

ルックアップ テーブル オブジェクトのテーブル データを構成する

説明

Simulink.lookuptable.Table クラスのオブジェクトはルックアップ テーブルのテーブル情報を保存します。このオブジェクトは、Simulink.LookupTable オブジェクトの Table プロパティに存在します。Simulink.LookupTable オブジェクトを使用して、ASAP2 および AUTOSAR コード生成用のルックアップ テーブルを保存および構成できます。

作成

Simulink.LookupTable オブジェクトを作成すると、Simulink.lookuptable.Table オブジェクトは Table プロパティの値として表示されます。

プロパティ

すべて展開する

table データ要素のデータ型。文字ベクトルとして指定します。整数データ型、half データ型、浮動小数点データ型、固定小数点データ型、またはデータ型の式 (Simulink.AliasType オブジェクトの名前など) を明示的に指定できます。

既定値の 'auto' は、テーブル データが Value プロパティに指定された値からデータ型を取得することを意味しています。型なし式、たとえば [1 2 3] を使用して Value を設定する場合、テーブル データはデータ型として double を使用します。single([1 2 3]) など型付き式や fi オブジェクトを指定する場合、テーブル データはその表現またはオブジェクトによって指定されたデータ型を使用します。

Simulink® のデータ型の詳細については、Simulink でサポートされているデータ型を参照してください。Simulink.LookupTable オブジェクトおよび Simulink.Breakpoint オブジェクトのテーブルとブレークポイント データのデータ型を制御する方法を決定するには、ルックアップ テーブル オブジェクトのデータ型の制御 (Simulink Coder)を参照してください。

例: 'int16'

例: 'myTypeAlias'

データ型: char

table データの説明。文字ベクトルとして指定します。

例: 'This lookup table describes the action of a pump.'

データ型: char

テーブル データの次元の長さ。数値ベクトルとして返されるか、文字ベクトルとして指定します。

シンボリック次元を使用するには、文字ベクトルを指定します。

生成されたコードにおける構造体フィールドの名前。文字ベクトルとして指定します。生成されたコードで構造体として表示されるように Simulink.LookupTable オブジェクトを構成した場合、このフィールドにはテーブル データが格納されます。

例: 'MyPumpTable'

データ型: char

テーブル データ要素の最大値。データ型が double の実数値として指定します。

例: 17.23

データ型: double

table データ要素の最小値。データ型が double の実数値として指定します。

例: -52.6

データ型: double

テーブル データ要素の物理単位。文字ベクトルとして指定します。

例: 'degC'

データ型: char

table データ。少なくとも 2 つの要素をもつ数値ベクトルまたは多次元配列として指定します。テーブル データのデータ型を制御するには、Simulink.lookuptable.Table オブジェクトの DataType プロパティを使用します。

DataType'auto' を設定する場合、Value プロパティを設定するには、single([1 2 3]) などの型付き式または fi (Fixed-Point Designer) コンストラクターを使用して、fi オブジェクトを組み込みます。

例: [10 20 30; 40 50 60]

データ型: single | double | half | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | fi

コピーのセマンティクス

値。値クラスがコピー操作に与える影響については、オブジェクトのコピーを参照してください。

バージョン履歴

R2016b で導入