Simulink.AliasType
信号およびパラメーターのデータ型のエイリアスの作成
説明
Simulink.AliasType
を使用して、int8
などの組み込みのデータ型のエイリアスを作成します。
オブジェクトの名前はエイリアスです。エイリアスが参照する int8
などのデータ型は基本データ型です。エイリアス名には次の型を使用できません。
以下を含む組み込みデータ型。
浮動小数点型:
half
、single
、double
整数型:
int8
、uint8
、int16
、uint16
、int32
、uint32
、int64
、uint64
string
sfix
、ufix
、またはflt
で始まる Fixed-Point Designer™ 型。boolean
ベース ワークスペースまたはデータ ディクショナリにオブジェクトを作成します。エイリアスを使用するには、オブジェクトの名前を使用して、モデル内の信号、状態、およびパラメーターのデータ型を設定します。
エイリアスを使って信号やパラメーターのデータ型を指定すると、モデルが指定するデータ型をグローバルに変更することが非常に簡単になります。特に、データ型をエイリアスで指定したすべての信号、状態、およびパラメーターのデータ型を変更する場合、エイリアスの基本データ型を変更するだけで済みます。対照的に、データ型を実際のタイプ名で指定した信号、状態およびパラメーターのデータ型を変更するには、各信号、状態、およびパラメーターのデータ型を個々に指定し直す必要があります。
このクラスのオブジェクトでは、Simulink® の組み込みデータ型、固定小数点データ型、列挙データ型、Simulink.NumericType
オブジェクト、他の Simulink.AliasType
オブジェクトに対するエイリアスを作成できます。モデル (Simulink Coder™) から生成したコードでは、ERT ベース システムのターゲット ファイル (Embedded Coder®) を使用する場合にのみエイリアスを使用します。
または、数値データ型を定義して名前を付ける場合は、クラス Simulink.NumericType
のオブジェクトを使用できます。
作成
Simulink.AliasType
オブジェクトはいくつかの方法で作成できます。
型エディターまたはモデル エクスプローラーを使用して、データ型エイリアスを対話的に作成します。
関数
Simulink.importExternalCTypes
を使用して、外部 C コードのtypedef
ステートメントに対応するデータ型エイリアスを生成します。ここで説明する関数
Simulink.AliasType
を使用して、データ型エイリアスをプログラムによって作成します。
メモ
データ型エイリアスは MATLAB® ワークスペースまたはデータ ディクショナリで作成しなければなりません。モデル ワークスペースではエイリアスを作成できません。
プロパティ
例
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入