Main Content

getSlRootInportMap

Simulink マッピング モードを使用して信号をルートレベルの Inport にマッピングするカスタム オブジェクトの作成

説明

inMap = getSlRootInportMap('model',modelname,'MappingMode',mappingmode,'SignalName',signalname,'SignalValue',signalvalue) は、以下の Simulink® マッピング モードのいずれかを使用してルート Inport のマップを作成します。この関数を使用する前に、モデルを読み込んでください。最初にモデルを読み込まなかった場合、この関数は、モデルを読み込んでマッピングを作成し、その後にこのモデルを閉じます。このオブジェクトからマップする変数のコンマ区切りリストを作成するには、関数 getInputString を使用します。

[inMap, hasASignal] = getSlRootInportMap('model',modelname,'MappingMode',mappingmode,'SignalName',signalname,'SignalValue',signalvalue) は、ルート Inport マップに関連付けられている信号があるかどうかを示す logical 値のベクトルを返します。このオブジェクトからマップする変数のコンマ区切りリストを作成するには、関数 getInputString を使用します。

inMap = getSlRootInportMap('model',modelname,'MappingMode','Custom','CustomFunction',customfunction,'SignalName',signalname,'SignalValue',signalvalue) は、customfunction で指定されたカスタム マッピング モードを使用してルート Inport マップを作成します。この関数を使用する前に、モデルを読み込んでください。最初にモデルを読み込まなかった場合、この関数は、モデルを読み込んでマッピングを作成し、その後にこのモデルを閉じます。このオブジェクトからマップする変数のコンマ区切りリストを作成するには、関数 getInputString を使用します。

[inMap,hasASignal] = getSlRootInportMap('model',modelname,'MappingMode','Custom','CustomFunction',customfunction,'SignalName',signalname,'SignalValue',signalvalue) は、ルート Inport マップに関連付けられている信号があるかどうかを示す logical 値のベクトルを返します。このオブジェクトからマップする変数のコンマ区切りリストを作成するには、関数 getInputString を使用します。

カスタム マッピング モードを使用して信号をルートレベルの Inport にマッピングするには、getSlRootInport と [ルート Inport マッパー] ダイアログ ボックスのカスタム マッピング機能を使用します。

すべて折りたたむ

組み込みマッピング モードを使用して Inport マップのベクトルを作成します。

openExample('slexAutotransRootInportsExample');
Throttle = timeseries(ones(10,1)*10);
Brake    = timeseries(zeros(10,1));
inputMap = getSlRootInportMap('model','slexAutotransRootInportsExample',...
              'MappingMode','BlockName', ...
              'SignalName',{'Throttle' 'Brake'},...
              'SignalValue',{Throttle Brake});

カスタム関数を使用して Inport マップのベクトルを作成します。

openExample('slexAutotransRootInportsExample');
port1    = timeseries(ones(10,1)*10);
port2    = timeseries(zeros(10,1));
inputMap = getSlRootInportMap('model','slexAutotransRootInportsExample',...
              'MappingMode','Custom', ...
              'CustomFunction','slexCustomMappingMyCustomMap',...
              'SignalName',{'port1' 'port2'},...
              'SignalValue',{port1 port2});

入力引数

すべて折りたたむ

ルート Inport のマップに関連付けるモデルを指定します。

データ型: char

モデル名およびデータ ソースと共に使用するマッピング モードを選択します。可能な値は以下のとおりです。

'Index'

MAT ファイル内のデータに連続のインデックス番号を 1 から順に割り当て、このデータを対応する Inport にマッピングします。

'BlockName

ルート Inport ブロックの名前に基づいて、データを端子に割り当てます。ルート Inport ブロックの名前に一致するデータ要素のブロック名が検出されると、そのデータは対応する端子にマッピングされます。

SignalName'

端子の信号の名前に基づいて、データを端子に割り当てます。端子の信号名に一致するデータ要素の信号名が検出されると、そのデータは対応する端子にマッピングされます。

'BlockPath'

ルート Inport ブロックのブロック パスに基づいて、データを端子に割り当てます。ルート Inport ブロックのブロック パスに一致するデータ要素のブロック パスが検出されると、そのデータは対応する端子にマッピングされます。

'Custom'

カスタム ファイルの定義に基づいて、マッピングを適用します。

データ型: char

信号をルートレベルの端子にマッピングするカスタム メソッドを実装するファイルの名前を指定します。この関数は MATLAB® パス上になければなりません。

データ型: char

ルート Inport のマップに関連付ける信号の信号名を指定します。

データ型: char | cell

ルート Inport のマップにマッピングする信号の値を指定します。値でサポートされているデータ型の一覧については、ベース ワークスペースと MAT ファイルの形式の選択を参照してください。

出力引数

すべて折りたたむ

入力信号のルートレベルの端子へのマッピングを定義するマッピング オブジェクトこのオブジェクトからマップする変数のコンマ区切りリストを作成するには、関数 getInputString を使用します。

inputMap と同じ長さの論理値のベクトル。値が true の場合、inputMap には信号が関連付けられています。値が false の場合、inputMap には信号が関連付けられておらず、入力としてグラウンド値を使用します。

データ型: logical

ヒント

  • この関数を実行する前に、モデルを読み込んでください。

  • カスタム マッピング モードが既存の Simulink マッピング モードと同様ではない場合、代わりに関数 getRootInportMap の使用を検討してください。

バージョン履歴

R2013b で導入