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getCallbackAnnotation

コールバックを実行する注釈を取得

説明

ann = getCallbackAnnotation はコールバックが呼び出された注釈を取得します。注釈のクリック関数からコールバックを呼び出します。注釈を取得した後に、たとえばテキストまたはパラメーターを注釈から取得して、モデル内の別の場所で使用できます。

クリック関数の詳細については、Add Hyperlinks to Annotationsを参照してください。

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この例では、注釈のクリック関数を使用してコールバックを呼び出す方法を示します。この例では、ブロックのパラメーター値を注釈に表示される値に変更します。

例を開きます。次に、vdp モデルを開きます。

open_system('vdp')

2 つの注釈を追加して配置します。各注釈に異なる値が表示されます。

an1 = Simulink.Annotation('vdp/0');
an1.position = [50,250];
an2 = Simulink.Annotation('vdp/2');
an2.position = [100,250];

クリック関数を各注釈に代入します。クリック関数は getAnnotationCallback を使用して注釈のインスタンスを取得します。各注釈からテキストを取得し、それを使用して Mu という名前のマスク Subsystem ブロックの gain パラメーターを設定します。

an1.ClickFcn = 'ann = getCallbackAnnotation; v = ann.Text; set_param(''vdp/Mu'',''gain'',v)';
an2.ClickFcn = 'ann = getCallbackAnnotation; v = ann.Text; set_param(''vdp/Mu'',''gain'',v)';

各注釈をクリックします。クリックすると、Mu という名前のマスク Subsystem ブロック上の値が注釈に表示されている数値に変更されます。

出力引数

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注釈。Simulink.Annotation インスタンスとして返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入