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fixpt_evenspace_cleanup

ルックアップ テーブルのブレークポイントが等間隔になるように修正

構文

xdata_modified = fixpt_evenspace_cleanup(xdata,xdt,xscale)

説明

xdata_modified = fixpt_evenspace_cleanup(xdata,xdt,xscale) は、量子化の後にルックアップ テーブルのブレークポイントを等間隔になるように修正します。量子化の後にブレークポイントが等間隔になるように調整することによって、Simulink® Coder™ によって生成されたコードはブレークポイントをメモリから除外できます。

xdata は等間隔にするためのルックアップ テーブルのブレークポイント ベクトルで、0:0.005:1 のようになります。xdt はブレークポイントのデータ型で、sfix(16) のようになります。xscale はブレークポイントのスケーリングで、2^-12 のようになります。これら 3 つの入力を使って、fixpt_evenspace_cleanup は修正されたブレークポイントを xdata_modified で返します。

この関数は調整不可能なデータのみを扱い、データは等間隔でありスケーリング勾配を反映していると想定されます。たとえば、ブレークポイント ベクトル [0 2 5] は、間隔の値が 2 と 3 であり、間隔が不均等に見えます。最大間隔 3 と最小間隔 2 の違いは 1 です。スケーリング勾配が 1 以上である場合、間隔のばらつき 1 は、1 ビット以下の変化を意味します。この場合、関数 fixpt_evenspace_cleanup は 1 ビット以下の変化を均等と見なします。

ブレークポイントの変更はルックアップ テーブルの数値的な動作を変える可能性があります。変化を調べるには、シミュレーションや簡易プロトタイプなどの適切な方法を使用してモデルをテストする必要があります。

量子化の後にルックアップ テーブルのブレークポイントを等間隔になるように修正します。

xdata = 0:0.005:1;
xdt = sfix(16);
xscale = 2^-12;
xdata_modified = fixpt_evenspace_cleanup(xdata,xdt,xscale)

バージョン履歴

R2006a より前に導入