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First Order Hold

線形外挿された 1 次ホールドの入力信号への実装

R2019b 以降

  • First Order Hold block

ライブラリ:
Simulink / Continuous

説明

First Order Hold ブロックは、入力信号の連続的な区分的線形近似を生成します。First Order Hold ブロックを使用し、ソルバーのリセットをトリガーせずにサンプリングされた離散信号を連続信号に変換します。

First Order Hold ブロックを使用してモデルで代数ループを解除することもできます。

端子

入力

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入力信号。実数のスカラー、ベクトル、または行列として指定します。

データ型: double

出力

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入力信号の区分的線形近似。

データ型: double

パラメーター

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シミュレーション時間が離散入力の最初のサンプル ヒット時間を超えるまで、ブロックが生成する出力を指定します。

依存関係

  • このブロックの初期出力を inf または NaN にはできません。

  • 実行ごとに調整可能なパラメーターはシミュレーションの実行中は変更できません。ただし、シミュレーションの開始前に変更しても、アクセラレータまたはラピッド アクセラレータではコードの再生成は行われません。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: InitialOutput
型: 文字ベクトル、string
値: スカラー | ベクトル
既定の設定: '0'

出力信号の生成に使用する近似方法を指定します。低速のローパス アルゴリズムでは、入力信号のオーバーシュートが回避されます。高速のハイパス アルゴリズムでは、近似された出力における誤差が最小限に抑えられますが、入力信号のオーバーシュートが発生する可能性があります。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: OutputAlgorithm
型: 文字ベクトル、string
値: Slow (Avoid Overshoot) | Fast (Minimize Error)
既定の設定: 'Slow (Avoid Overshoot)'

出力アルゴリズムの外挿誤差に対する許容誤差レベルを指定します。外挿誤差が指定した値を超えると、Simulink® でモデルのソルバーがリセットされます。

ヒント

このパラメーターが inf に設定されている場合に [連続入力を許可] パラメーターを有効にすると、シミュレーションが数値的に不正確になる場合があります。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: ErrorTolerance
型: 文字ベクトル、string
値: スカラー
既定の設定: 'inf'

このパラメーターを選択して、連続信号を入力として受け入れるようにブロックを有効にします。このパラメーターを有効にすると、入力連続信号と出力連続信号の間に遅延が生じます。

メモ

このブロックを使用して代数ループを解除する場合に、このパラメーターを有効にします。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: AllowContinuousInput
型: 文字ベクトル、string
値: 'off' | 'on'
既定の設定: 'off'

ブロックの特性

データ型

double

直達

いいえ

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

いいえ

アルゴリズム

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拡張機能

バージョン履歴

R2019b で導入