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elist

シミュレーション デバッグ セッションで実行順序を表示

説明

elist m:mid は、メソッド ID mid をもつメソッドによって呼び出されるメソッドのリストを実行順に表示します。

この関数は、次の方法で開始されたシミュレーション デバッグ セッションで使用できます。

  • 対話形式で Simulink® ツールストリップを使用

  • プログラムで関数 sldebug を使用

  • プログラムで関数 sim を使用して名前と値の引数 'debug' を指定

メモ

この関数は、プログラムで開始されたシミュレーション デバッグ セッション、およびタイム ステップ内で一時停止中の対話型シミュレーション デバッグ セッションに対してのみ使用できます。

elist sys mthName tid:t は、タスク ID t をもつタスクの一部として実行される指定されたシステム sys のメソッド mthName によって呼び出されるメソッドのリストを表示します。

elist blk mthName tid:t は、タスク ID t をもつタスクの一部として実行されるブロック blk のメソッド mthName によって呼び出されるメソッドのリストを表示します。

elist mdlName blk mthName tid:t は、タスク ID t をもつタスクの一部として実行される参照モデル mdlName 内のブロック blk のメソッド mthName によって呼び出されるメソッドのリストを表示します。

入力引数

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メソッド。正の整数として指定します。

システム。次のオプションのいずれかとして指定します。

  • s:sysIdx — システム インデックス sysIdx をもつシステム

  • gcs — 現在のシステム

メソッド名。string または文字ベクトルとして指定します。

タスク ID。正の整数として指定します。

ブロック。次のオプションのいずれかを使用して指定します。

  • (t)s:b — ブロック ID (t はブロックが実行されるタスクのタスク ID、s はブロックを含むシステムのシステム インデックス、b はシステム内のブロックのインデックス)

  • gcb — 現在のブロック

参照モデルの名前。string または文字ベクトルとして指定します。

ヒント

  • シミュレーション デバッグ セッションを対話形式で開始するには、モデルに 1 つ以上のブレークポイントを追加し、[ブレークポイント リスト][タイム ステップ内で一時停止] が選択されていることを確認します。シミュレーションがブレークポイントで一時停止したときに、stop コマンドなど、プログラムによるデバッグ コマンドの一部を MATLAB® コマンド ウィンドウで使用できます。

  • 実行順序ビューアーを使用して、モデル内にあるブロックの出力メソッドの実行順序を表示できます。実行順序ビューアーを使用すると、ブロック線図にモデルの実行順序の注釈を付けることもできます。詳細については、実行順序の制御と表示を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入