一般化コサイン ウィンドウ
ブラックマン、フラット トップ、ハミング、ハン、および箱形の各ウィンドウは、すべて "一般化コサイン ウィンドウ" の特殊な例です。これらのウィンドウは、2π/(N – 1) の倍数の周波数をもつ正弦波列の合成です。ここで、N はウィンドウ長です。特殊な例の 1 つはブラックマン ウィンドウです。
N = 128; A = 0.42; B = 0.5; C = 0.08; ind = (0:N-1)'*2*pi/(N-1); w = A - B*cos(ind) + C*cos(2*ind);
前述の式の定数 A
、B
、および C
の値を変更すると、ハミング ウィンドウやハン ウィンドウのような異なる一般化コサイン ウィンドウが生成されます。より高い周波数の余弦項を追加すると、フラット トップ ウィンドウが生成されます。これらのウィンドウの背景にある概念は、ウィンドウを形成する個々の項を加算することにより、周波数領域内の低周波のピークをサイドローブの高さが低くなるような形で合成するというものです。これにより、メインローブの幅が増加するという副作用があります。
ハミング ウィンドウおよびハン ウィンドウは、2 項一般化コサイン ウィンドウです。ハミングの場合は、A
= 0.54
、B
= 0.46
で、ハンの場合は、A
= 0.5
、B
= 0.5
です。
初期の MATLAB® コードで示される一般化コサイン ウィンドウの定義では、A
= 0.5
かつ B
= 0.5
の場合に、サンプル 1 と n
において零点が生じることに注意してください。
このウィンドウ デザイナーのスクリーン ショットでは、ブラックマン、ハミング、ハン、フラット トップの各ウィンドウを比較しています。
参考
アプリ
関数
blackman
|flattopwin
|hamming
|hann
| WVTool