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sigwin.triang クラス

名前空間: sigwin

三角ウィンドウ オブジェクトの構築

説明

メモ

sigwin.triang の使用は推奨されていません。代わりに triang を使用してください。

sigwin.triang は三角ウィンドウ オブジェクトです。

sigwin.triang では、ウィンドウ法でのスペクトル解析や FIR フィルター処理に使用する、三角ウィンドウ オブジェクトのハンドルが作成されます。オブジェクト メソッドにより、ウィンドウの値をワークスペースにインポートし、ASCII ファイルにエクスポートできます。

L が奇数の場合、三角ウィンドウは次のように定義されます。

w(n)={2nL+11nL+1222nL+1L+12+1nL

L が偶数の場合、三角ウィンドウは次のように定義されます。

w(n)={(2n1)L1nL22(2n1)LL2+1nL

構築

H = sigwin.triang では、長さ 64 の三角ウィンドウ オブジェクト H が返されます。

H = sigwin.triang(Length) では、長さ Length の三角ウィンドウ オブジェクト H が返されます。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

プロパティ

Length

三角ウィンドウの長さ。ウィンドウの長さは正の整数でなければなりません。Length に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。

メソッド

generate三角ウィンドウの生成
info三角ウィンドウ オブジェクトについての情報の表示
winwrite三角ウィンドウの ASCII ファイルへの保存

セマンティクスのコピー

ハンドル。セマンティクスのコピーがクラスの使用に及ぼす影響は、MATLAB® の『プログラミングの基礎』にあるオブジェクトのコピーを参照してください。

すべて折りたたむ

長さ N = 16 の三角ウィンドウを生成します。その値を列ベクトルとして返します。ウィンドウ オブジェクトに関する情報が表示されます。ウィンドウを表示します。

H = sigwin.triang(16);

win = generate(H)
win = 16×1

    0.0625
    0.1875
    0.3125
    0.4375
    0.5625
    0.6875
    0.8125
    0.9375
    0.9375
    0.8125
      ⋮

wininfo = info(H)
wininfo = 3x17 char array
    'Triangular Window'
    '-----------------'
    'Length  : 16     '

wvtool(H)

Figure Window Visualization Tool contains 2 axes objects and other objects of type uimenu, uitoolbar, uipanel. Axes object 1 with title Time domain, xlabel Samples, ylabel Amplitude contains an object of type line. Axes object 2 with title Frequency domain, xlabel Normalized Frequency (\times\pi rad/sample), ylabel Magnitude (dB) contains an object of type line.

参考文献

Oppenheim, Alan V., and Ronald W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1989.