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sigwin.hann クラス
名前空間: sigwin
ハン (ハニング) ウィンドウ オブジェクトの構築
説明
メモ
sigwin.hann
の使用は推奨されていません。代わりに hann
を使用してください。
sigwin.hann
では、ウィンドウ法により、ウィンドウ法でのスペクトル解析や FIR フィルター処理に使用する、ハン ウィンドウ オブジェクトのハンドルが作成されます。オブジェクト メソッドにより、ウィンドウの値をワークスペースにインポートし、ASCII ファイルにエクスポートできます。
長さが N
の対称ハン ウィンドウは、次のように定義されます。
ここで、M は N が偶数の場合は N/2 で、N が奇数の場合は (N + 1)/2 です。
対称なハン ウィンドウの後半 は、前半を中間点で反転させることで取得されます。FIR フィルター設計でハン ウィンドウを使用する場合は、対称オプションの使用をお勧めします。
周期性をもつハン ウィンドウを作成するには、希望するウィンドウの長さを 1 サンプル分延長し、対称ウィンドウを構築して、最後のサンプルを削除します。離散フーリエ変換では入力ベクトルの周期的拡張が前提となるため、ハン ウィンドウをスペクトル解析に使用する際は周期性をもたせることをお勧めします。
構築
H = sigwin.hann
では、長さ 64 の対称ハン ウィンドウ オブジェクト H
が返されます。
H = sigwin.hann(
では、長さ Length)
Length
の対称ハン ウィンドウ オブジェクトが返されます。Length
は正の整数でなければなりません。Length
に整数以外の正の値を入力すると、長さは最も近い整数に丸められます。Length
に 1 を入力すると、1 という単一の値をもつウィンドウとなります。
H = sigwin.hann(
では、サンプリング Length
,SamplingFlag
)Sampling_Flag
をもつハン ウィンドウ オブジェクトが返されます。SamplingFlag
は、'symmetric'
または 'periodic'
のいずれかの値をとります。
プロパティ
|
ハン ウィンドウの長さ。この値は正の整数でなければなりません。 |
|
既定値は
|
セマンティクスのコピー
ハンドル。セマンティクスのコピーがクラスの使用に及ぼす影響は、MATLAB® の『プログラミングの基礎』にあるオブジェクトのコピーを参照してください。
例
参考文献
Oppenheim, Alan V., and Ronald W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1989.