システム設計ドキュメンテーションと結果のレポート
レポートの種類
レポート作成の一般的な目標は 2 つあります。
システム設計ドキュメンテーション — システムの設計の決定事項、構造、実装、および動作詳細に関する情報の取得。
結果のレポート — システムを実行した結果の表示。
どちらの目標も、レポートの作成および生成のワークフローは類似しています。ただし、いくつかのコンポーネントはどちらのユース ケースにも大変便利です。
システム設計ドキュメンテーション
システム ドキュメンテーションは、以下に役立ちます。
設計の決定事項の取得
実装の詳細の記録
グループ間でのシステム設計とインターフェイスの伝達
システム設計ドキュメンテーションを提供するために Simulink® Report Generator™ レポートを作成すると、システム設計に関する情報がモデルからレポートに取得されます。レポートを生成するたびに、その設計の最新のドキュメンテーションが表示されます。
次の表は、システム設計ドキュメンテーション レポートに役立つコンポーネントの例をまとめています。
システム情報 | 使用するコンポーネントの例 |
---|---|
要件 | 要件の概要テーブル (Requirements Toolbox™ で指定された要件の場合) |
システム レイアウト | システム階層 、システムのスナップショット |
モデル コンフィギュレーション | モデル コンフィギュレーション セット 、モデル アドバイザー レポート |
ブロック パラメーター設定 | Simulink ダイアログのスナップショット 、ブロック ループ |
プロパティ | Simulink プロパティ テーブル 、Simulink 概要テーブル |
変数 | 変数テーブル 、Simulink ワークスペース変数 |
モデルに含まれるシステム ドキュメンテーション | ドキュメンテーション 、Simulink 名 |
結果のレポート
モデルのシミュレーション結果を取得すると、次の場合に役立ちます。
モデルの回帰テスト
設計の検証および確認
代替設計の調査
設計の最適化
次の表は、結果のレポートに役立つコンポーネントの例をまとめています。
結果情報 | 使用するコンポーネントの例 |
---|---|
信号値 | スコープのスナップショット 、ブロック ループ |
シミュレーション処理 | モデルのシミュレーション 、モデル コンフィギュレーション セット 、固定小数点ログ オプション |
MATLAB® で生成された図 | Figure スナップショット 、To Workspace プロット |
生成されたコード | コード生成の概要 、生成されたコードのインポート |
モデルのシミュレーション
コンポーネントなどを使用して、モデルのシミュレーション方法を制御できます。スコープのスナップショット
など、その他のコンポーネントは、シミュレーションの結果を表示します。