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mlreportgen.ppt.Presentation クラス

名前空間: mlreportgen.ppt

Microsoft PowerPoint プレゼンテーション コンテナーの作成

説明

mlreportgen.ppt.Presentation クラスのオブジェクトを使用して PowerPoint® プレゼンテーション コンテナーを作成します。

mlreportgen.ppt.Presentation クラスは handle クラスです。

クラス属性

ConstructOnLoad
true
HandleCompatible
true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

作成

説明

presentationObj = mlreportgen.ppt.Presentation() は、プレゼンテーション コンテナーを作成し、OutputPath プロパティを出力プレゼンテーション ファイルの既定の絶対パスに設定します。既定のパスは現在のフォルダーで、既定のファイル名は untitled です。TemplatePath プロパティは、既定の PPT API テンプレートの絶対パスに設定されます。

presentationObj = mlreportgen.ppt.Presentation(outputPath) は、OutputPath プロパティを outputPath の値に設定してプレゼンテーション コンテナーを作成します。

presentationObj = mlreportgen.ppt.Presentation(outputPath,templatePath) も、TemplatePath プロパティを templatePath の値に設定します。カスタム テンプレートを使用する場合は、この構文を使用します。

引数 outputPath および templatePath に同じプレゼンテーションを指定した場合、指定したプレゼンテーションが新しいプレゼンテーションのテンプレートになります。新しいプレゼンテーションが生成されるときに、元のプレゼンテーションが置き換えられます。

プロパティ

すべて展開する

このプレゼンテーションのテンプレート ファイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。テンプレート ファイルのパスとファイル名を、ファイル名の拡張子を付けて (あるいは付けずに) 指定します。パスは相対パスでも絶対パスでもかまいません。パスなしでファイル名を指定する場合、ファイルは現在のフォルダーになければなりません。

以下のファイル拡張子はサポートされていません。

  • .ppt — PowerPoint 97–2003 プレゼンテーション

  • .pot — PowerPoint 97–2003 テンプレート

  • .pps — PowerPoint 97–2003 スライド ショー

  • .xml — PowerPoint XML プレゼンテーション

例: "myTemplate.pptx"

例: "C:\myTemplates\myTemplate.pptx"

出力プレゼンテーション ファイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。出力プレゼンテーション ファイルのパスとファイル名を、ファイル名の拡張子を付けて (あるいは付けずに) 指定します。パスは相対パスでも絶対パスでもかまいません。パスなしでファイル名を指定する場合、ファイルは現在のフォルダーに作成されます。

ファイルには、以下のいずれかの拡張子を付けることができます。

  • .pptx — PowerPoint プレゼンテーション

  • .pptm — PowerPoint マクロ有効プレゼンテーション

  • .potx — PowerPoint テンプレート

  • .potm — PowerPoint マクロ有効テンプレート

  • .ppsx — PowerPoint スライド ショー

  • .ppsm — PowerPoint マクロ有効スライド ショー

生成されたプレゼンテーション ファイルの拡張子は、TemplatePath プロパティおよび OutputPath プロパティで指定された拡張子によって異なります。以下表は、サポートされている組み合わせを示しています。

OutputPath の拡張子TemplatePath の拡張子出力の拡張子
なしなし.pptx
.pptxなし.pptx
なし.pptx.pptx
.pptx.pptx.pptx
none.potx.pptx
.potx.potx.potx
なし.pptm.pptm
なし.potm.pptm
.pptm.pptm.pptm
なし.ppsx.ppsx
.ppsx.ppsx.ppsx
なし.ppsm.ppsm
.ppsm.ppsm.ppsm

以下の拡張子は、テンプレート ファイルでも出力プレゼンテーション ファイルでもサポートされていません。

  • .ppt — PowerPoint 97–2003 プレゼンテーション

  • .pot — PowerPoint 97–2003 テンプレート

  • .pps — PowerPoint 97–2003 スライド ショー

  • .xml — PowerPoint XML プレゼンテーション

メモ

引数 outputPath を指定して OutputPath プロパティを指定するか、mlreportgen.ppt.Presentation オブジェクトを開く前に OutputPath プロパティを設定します。Presentation オブジェクトが開かれるときに、OutputPath プロパティのファイル名の拡張子は、前の表で説明されている OutputPath プロパティと TemplatePath プロパティの拡張子の値に基づいて更新されます。

例: "myPresentation"

例: "C:\myPresentations\myPresentation.pptx"

このオブジェクトの子要素。PPT オブジェクトの cell 配列として指定します。このプロパティは読み取り専用です。

この PPT API オブジェクトの ID。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。セッション固有 ID は、オブジェクト作成の一環として生成されます。ID を指定して、生成された ID を置き換えることができます。

この PPT API オブジェクトのタグ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。セッション固有タグは、このオブジェクト作成の一環として生成されます。生成されたタグの形式は CLASS:ID という形式です。ここで、CLASS はオブジェクト クラスです。ID はオブジェクトの Id プロパティの値です。

独自のタグ値を指定すると、プレゼンテーションの生成中に問題が発生した箇所の特定を容易にできます。

メソッド

すべて展開する

すべて折りたたむ

テンプレートを指定せずにプレゼンテーション コンテナーを作成した場合、PPT API によって提供されるテンプレートによってスライドの既定のスタイルが定義されます。書式プロパティと書式オブジェクトを使用して、個々のスライドの既定のスタイルをオーバーライドできます。

PPT API クラスに長い完全修飾名を使用せずに済むよう、PPT パッケージをインポートします。

import mlreportgen.ppt.*

スライドを含めるための mlreportgen.ppt.Presentation オブジェクトを作成します。テンプレートは指定しないでください。タイトルのスライドとテキストのスライドを追加します。

ppt = Presentation('myFirstPresentation.pptx');
open(ppt);

titleSlide = add(ppt,'Title Slide');
textSlide  = add(ppt,'Title and Content');

プレゼンテーションのタイトルを指定します。mlreportgen.ppt.Paragraph オブジェクトとしてタイトルを作成し、FontColor 書式プロパティを設定して、タイトルを赤色にします。

paraObj = Paragraph('My First Presentation');
paraObj.FontColor = 'red';
replace(titleSlide,'Title',paraObj);

2 番目のスライドにコンテンツを追加します。

replace(textSlide,'Content',{'Subject A','Subject B','Subject C'});

プレゼンテーションを閉じて表示します。

close(ppt);
rptview(ppt);

生成されたプレゼンテーションは次のようになります。

既定の PPT API テンプレートが書式設定の要件を満たしていない場合、プレゼンテーション コンテナーを作成するときに別のテンプレートを指定できます。既存のプレゼンテーションを、テンプレートとして使用するか、既定のテンプレートをカスタマイズしたコピーとして使用します。この例では、既定のテンプレートのコピーを作成し、プレゼンテーション コンテナーの作成時にそのテンプレートを指定する方法を示します。

myTemplate という名前の既定の PPT API テンプレートのコピーを作成します。

mlreportgen.ppt.Presentation.createTemplate('myTemplate.pptx');

PowerPoint で、myTemplate.pptx のスライド マスターとスライド レイアウトの書式設定をカスタマイズします。PowerPoint プレゼンテーション テンプレートの設定を参照してください。

テンプレート myTemplate を使用して myPresentation という名前のプレゼンテーションを生成します。

import mlreportgen.ppt.*
ppt = Presentation('myPresentation.pptx','myTemplate.pptx');
open(ppt);
slide = add(ppt,'Title Slide');
replace(slide,'Title','My Title');
close(ppt);
rptview(ppt);

バージョン履歴

R2015a で導入