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mlreportgen.dom.Table クラス

名前空間: mlreportgen.dom

説明

mlreportgen.dom.Table クラスのオブジェクトを使用して、略式テーブルを定義します。これは、本体のみをもつテーブルです。個別のヘッダー セクションやフッター セクションをもちません。

mlreportgen.dom.Table クラスは handle クラスです。

クラス属性

HandleCompatible
true
ConstructOnLoad
true

作成

説明

tableObj = mlreportgen.dom.Table(nCols) は、空のテーブルを作成し、NCol プロパティを nCols に設定します。テーブルを作成する場合、この構文を開始点として使用します。

tableObj = mlreportgen.dom.Table(array) は、array で指定されたコンテンツをもつテーブルを作成します。コンストラクターによって、基本の MATLAB® 型が、対応する DOM 型に変換されます。たとえば、文字ベクトルは mlreportgen.dom.Text オブジェクトに変換されます。

tableObj = mlreportgen.dom.Table(array,style) は、テーブルを作成し、Style プロパティを style に設定します。style で指定するスタイルは、このテーブルを追加するドキュメントの作成に使用されるテンプレートで定義されていなければなりません。

メモ

Microsoft® Word は、スタイル名が一致する連続したテーブルを 1 つのテーブルに自動的に結合します。連続した各テーブルを DOCX レポートで別個のテーブルとして表示するには、次のオプションのいずれかを行います。

  • 連続した各テーブルのスタイル名を異なる値に設定します。

  • テーブル間に何らかのコンテンツを挿入します。たとえば、テーブル間に空の mlreportgen.dom.Paragraph 要素を挿入します。

入力引数

すべて展開する

テーブル本体のコンテンツ。以下として指定します。

  • 2 次元数値配列

  • 2 次元 categorical 配列

  • 2 次元 string 配列

  • 以下のタイプの配列、データ型、またはオブジェクトを含む 2 次元 cell 配列:

    • 文字ベクトル

    • string スカラー

    • 1 次元または 2 次元の cell 配列

    • データ型 double の項目

    • mlreportgen.dom.Text オブジェクト

    • mlreportgen.dom.Paragraph オブジェクト

    • mlreportgen.dom.Image オブジェクト

    • mlreportgen.dom.Table オブジェクト

    • mlreportgen.dom.FormalTable オブジェクト

    • mlreportgen.dom.OrderedList オブジェクト

    • mlreportgen.dom.UnorderedList オブジェクト

    • mlreportgen.dom.ExternalLink オブジェクト

    • mlreportgen.dom.InternalLink オブジェクト

    • mlreportgen.dom.CharEntity オブジェクト

    • mlreportgen.dom.LineBreak オブジェクト

プロパティ

すべて展開する

CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される背景色。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

  • CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照してください。

  • 16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として # を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、"#0000ff" は青を指定します。

メモ

BackgroundColor プロパティを設定すると、mlreportgen.dom.BackgroundColor 書式オブジェクトが Style プロパティに追加されます。BackgroundColor プロパティを空の値に設定すると、そのオブジェクトは削除されます。

例: "blue"

例: "#0000ff"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

描画する境界線のタイプ。次の表のいずれかの値として指定します。

境界線の値説明サポートされる出力タイプ

"dashed"

破線

HTML、PDF、Word

"dashdotstroked"

斜めの破線と点が交互に入った線

Word

"dashsmallgap"

破線間に小さい隙間がある破線

Word

"dotted"

点線

HTML、PDF、Word

"dotdash"

点と破線が交互に入った線

Word

"dotdotdash"

2 つの点と 1 本の破線が交互に入った線

Word

"double"

二重線

HTML、PDF、Word

"doublewave"

二重波線

Word

"groove"

3D 効果溝付き線

HTML、PDF

"hidden"

線なし

境界線タイプ "none" も線を生成しません。ただし、競合する境界線の処理が、"hidden" タイプと "none" タイプで異なります。境界線タイプ "hidden" は、競合する境界線タイプよりも優先されます。競合する境界線タイプは、"none" タイプよりも優先されます。

HTML、PDF

"inset"

3D 効果線

HTML、PDF、Word

"none"

線なし

境界線タイプ "hidden" も線を生成しません。ただし、競合する境界線の処理が、"hidden" タイプと "none" タイプで異なります。境界線タイプ "hidden" は、競合する境界線タイプよりも優先されます。競合する境界線タイプは、"none" タイプよりも優先されます。

HTML、PDF、Word

"outset"

3D 効果線

HTML、PDF、Word

"ridge"

3D 効果突起付き線

HTML、PDF

"single"

一重線

Word

"solid"

一重線

HTML、PDF

"thick"

太い線

Word

"thickthinlargegap"

太い破線と細い破線が交互に入った隙間の大きい破線

Word

"thickthinmediumgap"

太い破線と細い破線が交互に入った隙間が中程度の破線

Word

"thickthinsmallgap"

太い破線と細い破線が交互に入った隙間の小さい破線

Word

"thinthicklargegap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間が中程度の破線

Word

"thinthickmediumgap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間が中程度の破線

Word

"thinthicksmallgap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間の小さい破線

Word

"thinthickthinlargegap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間の大きい破線

Word

"thinthickthinmediumgap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間が中程度の破線

Word

"thinthickthinsmallgap"

細い破線と太い破線が交互に入った隙間の小さい破線

Word

"threedemboss"

エンボス加工した効果線

Word

"threedengrave"

彫り込み効果線

Word

"triple"

三重線

Word

"wave"

波線

Word

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

"on" の値は、隣接したセルの境界線を単一境界線に折りたたみます。"off" の値は、隣接したセルの境界線を保持します。

メモ

このプロパティは、HTML ドキュメントにのみ適用されます。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

境界線の色。CSS の色名 (https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照) または #RRGGBB 形式の 16 進数の RGB (トゥルーカラー) 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

例: 'blue'

例: '#0000ff'

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブルの境界線幅。valueUnits の形式で指定します。ここで、Units は単位の略語です。有効な略語を以下に示します。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

例: "2pt"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブルまたはテーブル セクションの列を分ける線のスタイル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。有効なエントリの表については、Border プロパティを参照してください。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

列を分ける線の色。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

  • CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照してください。

  • 16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として # を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、"#0000ff" は青を指定します。

例: "blue"

例: "#0000ff"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブル列を分ける線の幅。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。有効な Units の略語は次のとおりです。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

例: "10pt"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

列のグループの幅、配置、およびその他のプロパティを指定する mlreportgen.dom.TableColSpecGroup オブジェクトの配列。最初のオブジェクトが列の最初のグループに、2 番目のオブジェクトが 2 番目のグループに適用されます。以下同様に続きます。TableColSpecGroup オブジェクトの Span プロパティを使用して、各グループに属する列数を指定します。たとえば、最初のオブジェクトは、範囲が 2 の場合、最初の 2 つの列に適用されます。2 番目のグループは、範囲が 3 の場合、次の 3 つの列に適用されます。以下同様に続きます。

属性:

NonCopyable
true

テキストが記述される方向。以下のいずれか 1 つを値として指定します。

  • "ltr" — テキストが左から右へ記述される

  • "rtl" — テキストが右から左へ記述される

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

このテーブルの水平方向の配置。以下のいずれかの値として指定します。

  • "center"

  • "left"

  • "right"

メモ

PDF 出力でテーブルが大きい場合にオーバーフローしないようにするには、Width プロパティを設定します。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブルのコンテンツを同一ページ内に保持するかどうか。数値または logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。既定値は空で、true と等価です。

属性:

NonCopyable
true

データ型: logical

テーブルの列数。整数として指定します。列数を指定するには、構文 mlreportgen.dom.Table(nCols) を使用してテーブルを作成します。そうでない場合、列数は、テーブルのコンテンツに基づきコンストラクター Table によって決定されます。テーブルへの行の追加または行へのエントリの追加によって列数が変化すると、NCols プロパティの値が更新されます。行によってエントリの数が異なる場合、テーブル エントリの数が最も多い行によってテーブルの列数が決まります。

属性:

SetAccess
private
NonCopyable
true

データ型: uint64

このテーブルの行数。整数として指定します。行数は、テーブルのコンテンツに基づき Table コンストラクターによって決定されます。テーブルに行を追加すると、NRows プロパティの値が更新されます。

属性:

SetAccess
private
NonCopyable
true

データ型: uint64

テーブルの左余白。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。有効な略語を以下に示します。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

例: "10pt"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブルの行を分ける線のスタイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

使用可能な値の説明については、Border プロパティの説明を参照してください。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブル行を分ける線の色。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

  • CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照してください。

  • 16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として # を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、"#0000ff" は青を指定します。

例: "blue"

例: "#0000ff"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

行の区切りの幅。valueUnits の形式で指定します。ここで、Units は単位の略語です。有効な略語を以下に示します。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

例: "5pt"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブル エントリの水平方向の配置。"center""left"、または "right" として指定します。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブル セルのコンテンツの垂直方向の配置。以下のいずれかの値として指定します。

  • "top"

  • "middle"

  • "bottom"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

内側の余白はテーブル セルのコンテンツとセル境界線間の余白であり、形式は valueUnits です。ここで、Units は単位の略語です。有効な略語を以下に示します。

  • "px" — ピクセル

  • "cm" — センチメートル

  • "in" — インチ

  • "mm" — ミリメートル

  • "pc" — パイカ

  • "pt" — ポイント

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

テーブル エントリに使用するスタイル。書式オブジェクトの cell 配列として指定します。

メモ

このプロパティで指定されたスタイルは、テーブル エントリのコンテンツに適用され、エントリ自体には適用されません。たとえば、このプロパティを使用してテーブル エントリのフォント サイズを定義できますが、エントリの境界線のタイプや色を定義することはできません。境界線を指定するには、各エントリの Style プロパティを設定する必要があります。

メモ

このプロパティの以前の設定を誤って上書きしないように注意してください。たとえば、このテーブルの TableEntriesHAlign プロパティを設定すると、HAlign 書式オブジェクトがこのプロパティに追加されます。このプロパティが上書きされないようにするには、このプロパティに書式を追加する他のテーブル プロパティを設定する前に、このプロパティを設定する必要があります。

属性:

NonCopyable
true

データ型: cell

valueUnits 形式をもつ、ページ幅 (Word レポートの余白を引いたもの) に対する割合 (たとえば、'100%')、または測定単位の数値。Units は単位の略語です。有効な略語を以下に示します。

  • px — ピクセル

  • cm — センチメートル

  • in — インチ

  • mm — ミリメートル

  • pc — パイカ

  • pt — ポイント

  • % — 割合

例: "5pt"

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

スタイル名。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。スタイル名は、この要素を追加するドキュメントまたはドキュメント パーツのスタイル シートで指定したスタイルの名前です。指定されたスタイルは、この要素の Style プロパティで指定された書式によってオーバーライドされない限り、出力ドキュメントでのこの要素の外観を定義します。スタイル シートの使用の詳細については、スタイル シートのスタイルの使用を参照してください。

メモ

Microsoft Word 出力ではスタイル名が無視されます。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

このドキュメント要素オブジェクトの書式指定。書式オブジェクトの配列として指定します。このプロパティで指定された書式は、この要素の StyleName プロパティで指定された対応する書式をオーバーライドします。この要素に適用されない書式は無視されます。

属性:

NonCopyable
true

データ型: cell

このドキュメント要素のカスタム属性。mlreportgen.dom.CustomAttribute オブジェクトの配列として指定します。カスタム属性は、このオブジェクトが追加されるドキュメント要素の出力形式でサポートされていなければなりません。

属性:

NonCopyable
true

mlreportgen.dom.Table オブジェクトの親。ドキュメント要素オブジェクトとして指定します。ドキュメント要素の親は 1 つでなければなりません。

属性:

SetAccess
private
NonCopyable
true

mlreportgen.dom.Table オブジェクトの子。ドキュメント要素オブジェクトの配列として指定します。このプロパティには、append メソッドを使用して追加されたドキュメント要素オブジェクトが含まれます。

属性:

SetAccess
private
NonCopyable
true

mlreportgen.dom.Table オブジェクトのタグ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、このオブジェクトを作成するときに、セッション固有タグを生成します。生成されるタグの形式は CLASS:ID という形式です。ここで、CLASS はオブジェクト クラスです。ID はオブジェクトの Id プロパティの値です。独自のタグ値を指定すると、ドキュメント生成中に問題が発生したときにどこを確認すればよいかを特定しやすくなります。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

mlreportgen.dom.Table オブジェクトのオブジェクト識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、ドキュメント要素オブジェクトの作成時にセッション固有識別子を生成します。Id には独自の値を指定できます。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

メソッド

すべて展開する

すべて折りたたむ

この例では、Table オブジェクトを使用してテーブルを作成し、そのプロパティを指定します。

長い完全修飾名を使用せずに済むよう、DOM API 名前空間をインポートします。

import mlreportgen.dom.*;

Document オブジェクトを作成し、それを開きます。

d = Document("myreport","html");
open(d); 

5 行 5 列の MATLAB 配列を使用して、テーブル オブジェクトを作成し、コンテンツを指定します。この数値配列は、同じ次元の DOM オブジェクト テーブルに変換されます。

t = Table(magic(5));

行の高さを指定します。

t.Style = {RowHeight("1in")};

行の幅とスタイル、および列の区切りを指定します。

t.Border = "solid";
t.BorderWidth = "1px";
t.ColSep = "solid";
t.ColSepWidth = "1";
t.RowSep = "solid";
t.RowSepWidth = "1";

テーブル エントリのスタイルを設定します。

t.TableEntriesStyle = [t.TableEntriesStyle {FontFamily("Arial"),Width("1in"),Color("red"),Bold}];

テーブル内におけるテキストの水平方向と垂直方向の配置を設定します。

t.TableEntriesHAlign = "center";
t.TableEntriesVAlign = "middle";

テーブルをドキュメントに追加します。

append(d,t);

ドキュメントを閉じてレポートを表示します。

close(d);
rptview(d);

バージョン履歴

R2015b で導入