Circuit Breaker

単極単投回路ブレーカー

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ライブラリ:
Simscape / Electrical / Switches & Breakers

説明

Circuit Breaker ブロックは、外部信号と相電流の情報を使用して電気回路を開く単相回路ブレーカーをモデル化したものです。

次の表に、外部信号 [vT] と [ブレーカーの動作] パラメーターによってブロックの動作がどのように制御されるかを示します。

条件		ブロックの動作	使用する抵抗パラメーター
[vT] < [しきい値]		ブレーカーは閉じます。端子 1 は端子 2 に接続されます。	閉状態の抵抗
[vT] ≥ [しきい値]	vT がしきい値以上になった後、電流がゼロを横切ったときに開く	端子 1 の電流がゼロを横切ると、位相は端子 2 から切断されます。ブレーカーは開きます。	開状態のコンダクタンス
	vT がしきい値以上になったときに開く	ブレーカーは開きます。

例

周波数依存伝送線路

この例では、周波数依存伝送線路のカスタム モデルを示します。最初に、特性アドミタンスと伝播関数が、周波数依存の抵抗、リアクタンス、サセプタンスから導出されます。派生値は、RF Toolboxを使用して近似されます。次に、近似されたパラメーターに基づいて、Simscapeで普遍的線路モデル (ULM) [1] が実装されます。周波数依存伝送線路モデルの結果と、従来のπ型セクション伝送線路モデルの結果が比較されます。

モデルを開く

端子

端子の位置については、次の図を参照してください。

入力

vT — スカラー制御端子

物理量信号

スカラー物理量信号制御端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション] を [PS 制御端子] に設定します。

保存

1 — 端子 1

電気

電気量保存端子。

2 — 端子 2

電気

電気量保存端子。

+ — 正の端子

電気

正の電気量保存端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション] を [電気制御端子] に設定します。

- — 負の端子

電気

負の電気量保存端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション] を [電気制御端子] に設定します。

パラメーター

モデリング オプション — 物理量制御端子と電気制御端子のどちらを指定するか

PS 制御端子 (既定値) | 電気制御端子

スイッチ ゲートに対して物理量制御端子と電気制御端子のどちらを指定するか。

閉状態の抵抗 — 閉状態の抵抗

0.001 [Ohm] (既定値)

ブレーカーが閉じているときの端子 1 と端子 2 間の抵抗。

開状態のコンダクタンス — 開状態のコンダクタンス

1e-6 [1/Ohm] (既定値)

ブレーカーが開いているときの端子 1 と端子 2 間のコンダクタンス。

しきい値 — しきい値電圧

0.5 [V] (既定値)

制御端子 vT のしきい値電圧。ブロックは、シミュレーションの開始時にしきい値電圧と vT の値を使用して、ブレーカーが初期状態で開いているか閉じているかを判別します。[ブレーカーの動作] を [vT がしきい値以上になった後、電流がゼロを横切ったときに開く] に設定した場合、電圧がしきい値を上回ると、ブレーカーは電流がゼロを横切ったときに開きます。[ブレーカーの動作] を [vT がしきい値以上になったときに開く] に設定した場合、ブレーカーは電圧がしきい値を上回るとすぐに開きます。制御端子の電圧がしきい値を下回ると、ブレーカーは閉じます。

ブレーカーの動作 — vT がしきい値を上回ったときのブレーカーの動作

vT がしきい値以上になった後、電流がゼロを横切ったときに開く (既定値) | vT がしきい値以上になったときに開く

制御端子 vT の値が [しきい値] パラメーターの値以上になったときのブレーカーの動作。ブレーカーは、電圧がしきい値を上回るとすぐに開くか、さらに電流がゼロを横切ったときに開きます。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2013b で導入

参考

Circuit Breaker (Three-Phase) | Circuit Breaker (with arc)

トピック

• 物理量信号端子と電気量保存端子の切り替え