このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
THD
信号の全高調波歪み (THD) を計算
ライブラリ
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements
説明
THD ブロックは、周期的な歪んだ信号の全高調波歪み (THD) を計算します。信号は測定電圧または測定電流です。
THD は、信号の全高調波の平方根平均二乗 (RMS) 値を基本信号の RMS 値で除算したものとして定義されます。たとえば電流の場合、THD は次のように定義されます。
純粋な正弦波電圧または正弦波電流の場合、THD は null 値になります。
パラメーター
- Fundamental frequency of input signal (Hz)
基本信号の周波数 (ヘルツ) を指定します。既定は
60
です。- Sample time
ブロックのサンプル時間 (秒) を指定します。連続ブロックを実装するには
0
に設定します。既定は0
です。
特性
サンプル時間 | [Sample Time] パラメーターで指定 [Sample Time] = 0 の場合は連続 |
スカラー拡張 | あり (パラメーター) |
多次元化 | あり |
例
power_RMS_THD
モデルは THD ブロックを使用して、第 2 高調波と DC バイアスを含む 60 Hz の信号の THD を計算します。
モデルのサンプル時間は、既定値の 50e-6 秒に設定された変数 Ts でパラメーター化されています。モデルを連続モードでシミュレートするには、コマンド ウィンドウで Ts を 0 に設定します。
バージョン履歴
R2013a で導入