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THD

信号の全高調波歪み (THD) を計算

  • THD block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements

説明

THD ブロックは、周期的な歪んだ信号の全高調波歪み (THD) を計算します。信号は測定電圧または測定電流です。

THD は、信号の全高調波の平方根平均二乗 (RMS) 値を基本信号の RMS 値で除算したものとして定義されます。たとえば電流の場合、THD は次のように定義されます。

total harmonic distortion (THD)=IHIFIH=I22+I32++In2     In:RMS value of the harmonic nIF:RMS value of the fundamental current

純粋な正弦波電圧または正弦波電流の場合、THD は null 値になります。

特性

サンプル時間[Sample Time] パラメーターで指定
[Sample Time] = 0 の場合は連続
スカラー拡張あり (パラメーター)
多次元化あり

power_RMS_THD モデルは THD ブロックを使用して、第 2 高調波と DC バイアスを含む 60 Hz の信号の THD を計算します。

モデルのサンプル時間は、既定値の 50e-6 秒に設定された変数 Ts でパラメーター化されています。モデルを連続モードでシミュレートするには、コマンド ウィンドウで Ts を 0 に設定します。

パラメーター

すべて展開する

ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink® ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。

基本信号の周波数 (ヘルツ)。

ブロックのサンプル時間 (秒)。連続ブロックを実装するには 0 に設定します。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2013a で導入