Active & Reactive Power
電圧と電流のペアの有効電力および無効電力を測定する
ライブラリ
powerlib_extras/Measurements
このブロックの離散バージョンは、powerlib_extras/Discrete Measurements ライブラリにあります。
このブロックのフェーザ バージョンは、powerlib_extras/Phasor ライブラリにあります。
メモ
Sensors and Measurements ライブラリに Power ブロックが含まれています。これは、Active & Reactive Power ブロックの改善されたバージョンです。新しいブロックは、ブロック構成の基盤としてシミュレーション モードを使用して、同じブロックの重複した連続バージョンおよび離散バージョンを削除するメカニズムを備えています。レガシ モデルに Active & Reactive Power ブロックが含まれている場合でも、そのモデルは引き続き機能します。ただし、パフォーマンスを最適化するには、新しいモデルで Power ブロックを使用してください。
説明
Active & Reactive Power ブロックは、高調波を含む可能性のある周期的な電圧と電流のペアに関連付けられている有効電力 P および無効電力 Q を測定します。P および Q の計算は、電力が基本周波数で評価されるように、基本周波数の 1 サイクルにわたるランニング平均ウィンドウでの V I の積の平均を求めることで行われます。
ここで、T = 1/(基本周波数) です。
たとえば、RL 分岐に流れる電流は、正の有効電力および無効電力を生成します。
このブロックではランニング ウィンドウを使用するため、シミュレーションが 1 サイクル完了するまでは出力から正しい有効電力と無効電力が得られません。
powerlib_extras/Discrete Measurements ライブラリにあるこのブロックの離散バージョンでは、初期の入力電圧と電流 (振幅と位相) を指定できます。最初のシミュレーション サイクルについては、出力は、初期入力パラメーターで指定された値を使用して一定に保たれます。
パラメーター
- 基本周波数 (Hz)
瞬時電圧および瞬時電流の基本周波数 (ヘルツ)。
入力と出力
V
最初の入力は瞬時電圧 (ボルト) です。
I
2 番目の入力は瞬時電流 (アンペア) です。
PQ
出力は、有効電力と無効電力のベクトル [P Q] (それぞれワットとバール単位) です。
例
power_transfo
の例では、75 kVA: 14400/120/120 V を定格とする 3 巻線配電用変圧器をシミュレートしています。
バージョン履歴
R2006a より前に導入