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三相マトリックス コンバーター

この例では、静的負荷を駆動し電源の力率が一定となる三相マトリックス コンバーターを示します。

Graham Dudgeon, Senior Consultant, The MathWorks, Inc.

説明

このシステムは、9 個の IGBT を備える三相マトリックス コンバーター (MC) で構成されます。MC には、理想的な 60 Hz の三相交流電圧が供給され、60 Hz で三相の抵抗負荷を駆動します。スイッチング アルゴリズムは、[1] で説明されている間接形の空間ベクトル変調に基づき、MC は DC リンクを介して接続された整流器およびインバーターとして見なされ、エネルギーは蓄積されません。間接形の空間ベクトル変調によって、入力電流および出力電圧が直接制御されるため、電源の力率も制御可能です。このスイッチング アルゴリズムは、[2] で説明されている対称なスイッチング シーケンスを使用します。

このモデルにはフィルターが含まれていないため、電圧や電流の高調波信号が明確に示されます。

シミュレーション

シミュレーションを開始します。'Source' スコープから、MC で力率が 1 になる様子を観察します。

参考文献

[1] Huber, L. and Borojevic, D., 'Space Vector Modulated Three-Phase to Three-Phase Matrix Converter with Input power Factor Correction', IEEE® Transactions on Industry Applications, Vol. 31, No. 6, November/December 1995.

[2] Prasad, V.H., 'Analysis and Comparison of Space Vector Modulation Schemes For Three-Leg and Four-leg Voltage Source Inverters', Masters Thesis, Electrical Engineering, Virginia Tech, May 15, 1997.