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ステッピング モーター ドライブ

この例では、ハイブリッド ステッピング モーター ドライブのモデルを示します。

Hoang Le-Huy, Laval University

説明

この例では、ダイアログ ウィンドウのオプションを使用して選択されたハイブリッド二相モデルを使用して、ステッピング モーター ドライブを示します。このモーター パラメーターは、小型ステッピング モーター (サイズ 23) のパラメーターです。このモーターの各相には、2 つの H ブリッジ MOSFET PWM コンバーターによって電力が供給されます。DC 母線は 28-V DC 電圧源で表されます。モーター電流は、測定した電流とそのリファレンスを比較して MOSFET 駆動信号を生成する 2 つのヒステリシスベースのコントローラーによって個別に制御されます。電流の波形のリップルは、コンパレーターのヒステリシス バンドによって制御されます。スイッチング周波数は、可変で、モーター パラメーターに依存します。

この例では、単純にするため、1 相励起スキームを使用します。矩形波指令電流は、ダイアログ ウィンドウで指定された電流の大きさとステップ周波数パラメーターを使用して生成されます。ステッピング駆動システムの動作は、Signal Builder ブロックから受信した STEP 信号および DIR 信号によって制御されます。

シミュレーション

電流の大きさとステッピング レートは、マスク ダイアログでそれぞれ 2A および 500 step/s を選択します。Signal Builder ブロックの STEP 信号は、ステッピング駆動システムの動作を制御します。正の値 (1.0) の場合はモーターが回転し、0 値の場合はモーターが停止します。DIR 信号は回転方向を制御します。正の値 (1.0) の場合は順方向に回転し、0 値の場合は逆方向に回転します。ステッピング モーターの駆動は、Scope ブロックに表示される主な波形で表されます (電圧、電流、トルク、回転数、および位置)。シミュレーションは、PWM の精度が許容範囲の場合、1 µs のサンプル時間で固定ステップ ソルバーを使用して実行されます。高い PWM 精度が要求される場合、より小さな時間ステップを指定できますが、シミュレーション時間が長くなります。