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Simscape 機械回転端子を使用した、同期発電機と励磁機システムの機械的な接続

この例では、Simscape™ 機械回転端子を使用した、発電機と励磁システムの機械的な接続を説明します。

Gilbert Sybille, IREQ.Jean-Francois Doyon, ETS.

説明

大型の交流機では、同期発電機のシャフトに接続された小型の同期機によって励磁システムが作動します。電流整流は、発電機シャフト上の回転ダイオード ブリッジを介して実行されるため、スリップ リングによって DC 電力を同期発電機の界磁端子に供給する必要がなくなります。

同期発電機は速度制御を伴うディーゼル モーターによって駆動されます。発電機、励磁システム、およびディーゼル モーターの機械的な接続は、同期機のブロックの Simscape 機械回転端子を使用して行われます。

このモデルは power_SM_exciter モデルとよく似ています。唯一の違いは、2 つの同期機ブロックとディーゼル モーターで機械回転端子を使用して互いの接続が行われ、これが機械シャフトを表しているという点です。

シミュレーション

モデルを実行し、シミュレーションの結果を power_SM_exciter モデルでの結果と比較してください。完全に一致するはずです。

すべてのシステムで慣性と粘性摩擦が (同期機のブロックのマスク内で、またディーゼル モーターの機械シャフトに直接) 指定されることに注意してください。power_SM_Excitation モデルはこの点で異なり、3 つのシステムの総慣性と粘性摩擦を、発電機を表す Synchronous Machine ブロックで指定する必要があります。