Spring and Damper Force
2 つの座標系の原点間の距離と相対速度に比例する力
ライブラリ
Forces and Torques
説明
このブロックは、base 座標系と follower 座標系の原点間に相互に作用する線形のバネとダンパーの力のペアを表します。ペアの 2 つの力は、大きさは同じですが向きが逆になります。一方の力は、follower 座標系の原点を base 座標系の原点に接続するベクトルに沿って base 座標系の原点に作用します。もう一方の力は、base 座標系の原点を follower 座標系の原点に接続するベクトルに沿って follower 座標系の原点に作用します。
バネの力成分の大きさは、base 座標系と follower 座標系の原点間の距離に比例します。この距離は、2 つの原点間を結ぶまっすぐな線分の長さです。ダンパーの力成分の大きさは、base 座標系に対する follower 座標系の相対速度に比例します。
パラメーター
- Natural Length
base 座標系と follower 座標系の原点間の平衡距離を入力します。これは、バネの力の大きさがゼロになる距離です。既定値は
0
です。物理単位を選択または入力します。- Spring Stiffness
線形バネ定数の値を入力します。この値はゼロ以上でなければなりません。既定値はゼロです。物理単位を選択または入力します。
- Damping Coefficient
線形減衰係数の値を入力します。この値はゼロ以上でなければなりません。既定値はゼロです。物理単位を選択または入力します。
- Sense Force
2 つの座標系の原点間に作用するバネとダンパーの力の符号付きの大きさを検出する場合に選択します。力の信号を出力する追加の物理量信号端子がブロックに表示されます。出力信号はスカラー値です。この値は、反発する力の場合は正になり、引き付け合う力の場合は負になります。
端子
このブロックには、座標系端子 B と F があります。それぞれ base 座標系と follower 座標系を表します。
ブロックのダイアログ ボックスで [Sense Force] チェック ボックスをオンにすると、物理量信号端子 [fm] が追加されます。
拡張機能
バージョン履歴
R2012a で導入