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1 次元物理システム統計

[1 次元物理システム] 統計は、Specialized Power Systems のブロックを例外として、Simscape™、Simscape Driveline™Simscape Fluids™、および Simscape Electrical™ ライブラリのブロックに関連付けられているすべての物理ネットワークの集約統計を表します。

表示される統計は以下のとおりです。

  • 変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている変数の数。変数はさらに、連続変数、除外された変数、セカンダリ変数、離散変数に分類されます。

  • 連続変数 (保持) — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている連続変数の数。連続変数は値が時間とともに連続的に変化する変数です。ただし、一部の連続変数ではイベントの後に値が非連続的に変化することもあります。連続変数は、さらに代数変数と微分変数に分類できます。

    この統計は、変数を除外した後のシステム内の連続変数の数を示します。ダイナミクスのない真に入出力のみのシステムである場合は、すべての変数を完全に除外できる可能性があり、その場合、変数の数はゼロになります。

    • 微分変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている微分変数の数。微分変数は、対応する時間微分が 1 つ以上のシステム方程式にある連続変数です。これらの変数はシステムにダイナミクスを追加し、値の計算に数値積分を使用するためにソルバーを必要とします。

      この統計は、変数を除外した後のモデル内の微分変数の数を示します。

    • 代数変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている代数変数の数。代数変数は、対応する時間微分がシステム方程式にない連続システム変数です。これらの変数は代数方程式に使用されますが、ダイナミクスは追加しません。これは多くの場合、質量やエネルギーの保存などの保存法則により物理システムで起こるためです。

      この統計は、変数を除外した後のモデル内の代数変数の数を示します。

  • 連続変数 (除外) — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている除外された変数の数。除外された変数はソフトウェアにより除外される連続変数であり、システムの求解には使用されません。除外された変数は、さらに代数変数と微分変数に分類されます。

    • 微分変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている除外された微分変数の数。微分変数は、対応する時間微分が 1 つ以上のシステム方程式にある連続変数です。これらの変数はシステムにダイナミクスを追加し、値の計算に数値積分を使用するためにソルバーを必要とします。

      この統計は、モデル内で除外された微分変数の数を示します。

    • 代数変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている除外された代数変数の数。代数変数は、対応する時間微分がシステム方程式にない連続システム変数です。これらの変数は代数方程式に使用されますが、ダイナミクスは追加しません。これは多くの場合、質量やエネルギーの保存などの保存法則により物理システムで起こるためです。

      この統計は、モデル内で除外された代数変数の数を示します。

  • 連続変数 (セカンダリ) — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられているセカンダリ変数の数。セカンダリ変数は、システムを解決可能にするために追加される変数です。セカンダリ変数は、さらに代数変数と微分変数に分類できます。

    • 微分変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられているセカンダリ微分変数の数。微分変数は、対応する時間微分が 1 つ以上のシステム方程式にある連続変数です。これらの変数はシステムにダイナミクスを追加し、値の計算に数値積分を使用するためにソルバーを必要とします。

      この統計は、システムを解決可能にするために追加された、モデル内の微分変数の数を示します。

    • 代数変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられているセカンダリ代数変数の数。代数変数は、対応する時間微分がシステム方程式にない連続システム変数です。これらの変数は代数方程式に使用されますが、ダイナミクスは追加しません。一般に、これは質量やエネルギーの保存などの保存法則により物理システムで起こります。

      この統計は、システムを解決可能にするために追加された、モデル内の代数変数の数を示します。

  • 離散変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている離散変数 (イベント変数) の数。離散変数は特定のイベントのみで値が変化する変数です。離散変数は、さらに整数値離散変数と実数値離散変数に分類できます。

    • 整数値変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている整数値離散変数の数。整数値離散変数は整数値のみをとるシステム変数で、サンプル時間ヒットなどの特定のイベントでのみ値が変化します。通常これらの変数は、サンプリングされ、指定されたサンプル時間で実行されるブロックから生成されます。

    • 実数値変数 — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられている実数値離散変数の数。実数値離散変数は実数値のみをとるシステム変数で、特定のイベントでのみ値が変化します。

      Solver Configuration ブロックでローカル ソルバーを選択した場合、このシステムに関連付けられているすべての連続変数は離散化され、実数値離散変数として表されます。

  • 離散変数 (セカンダリ) — モデル内のすべての 1 次元物理システムに関連付けられているセカンダリ離散変数の数。離散セカンダリ変数は、システムを解決可能にするために追加された、モデル内の離散変数を示します。

  • ゼロクロッシング信号の数 — Simulink® のゼロクロッシング検出アルゴリズムによって監視されているスカラー信号の数。ゼロクロッシング信号は状態、入力および時間のスカラー関数で、ゼロクロッシングによってシステム内の不連続性を示します。通常これらの信号は、不連続点を含む演算子や関数から生成されます。たとえば、比較演算子、関数 abs、関数 sqrt などです。信号でゼロクロッシングが発生した時点は、ゼロクロッシング イベントとしてレポートされます。シミュレーション中には、これらの信号でゼロクロッシング イベントが生成されないこともあれば、1 つ以上の信号によって複数のゼロクロッシング イベントが生成されることもあります。

  • 制約 — モデル内の 1 次拘束方程式の数と、各拘束に含まれる微分変数の合計数。1 次拘束は指数減少前に特定された拘束です。これらの方程式と変数は、さらに指数減少アルゴリズムによって処理されます。

モデルで分割ローカル ソルバーを使用している場合、統計ビューアーには、このソルバー タイプに固有の追加統計が含まれます。詳細については、分割ソルバーの統計を参照してください。

参考

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