hardlim

ハードリミット伝達関数

構文

A = hardlim(N)

info = hardlim('code')

説明

A = hardlim(N) は、正味入力 (列) ベクトルの S 行 Q 列の行列 N を取り、N の対応する要素が 0 以上の場合に 1 に等しくなる S 行 Q のブール行列 A を返します。

hardlim はニューラル伝達関数です。伝達関数は、層の正味入力から層の出力を計算します。

info = hardlim('code') は、次の各 code 文字ベクトルに関する有用な情報を返します。

• hardlim('name') は、この関数の名前を返します。

• hardlim('output') は、出力範囲 [min max] を返します。

• hardlim('active') は、アクティブな入力範囲 [min max] を返します。

• hardlim('fullderiv') は、dA_dN が S×S×Q であるか、S 行 Q 列であるかによって、1 または 0 を返します。

• hardlim('fpnames') は、関数パラメーターの名前を返します。

• hardlim('fpdefaults') は、既定の関数パラメーターを返します。

例

伝達関数 hardlim のプロットの作成

この例では、伝達関数 hardlim のプロットを作成する方法を示します。

入力行列 n を作成します。関数 hardlim を呼び出し、結果をプロットします。

n = -5:0.1:5;
a = hardlim(n);
plot(n,a)

この伝達関数をネットワークの層 i に割り当てます。

net.layers{i}.transferFcn = 'hardlim';

入力引数

N — 入力行列

行列

正味入力列ベクトル。S 行 Q 列の行列として指定します。

出力引数

A — 出力行列

行列

出力行列。N の対応する要素が 0 以上の場合に 1 に等しくなる S 行 Q 列のブール行列として返されます。

アルゴリズム

hardlim(n) = 1 (n ≥ 0 の場合)

0 (そうでない場合)

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

sim | hardlims