データ マーシャリング ルール
既定のマーシャリング ルール
以下のタイプのデータには、MATLAB® と Excel® の間で自然なマッピングがありません。
日付: Excel には日付の特殊なデータ型がありますが、MATLAB にはありません。
空白セル: MATLAB には、Excel スプレッドシートの空白セルに相当する構成がありません。
アドインのコンパイル時にマーシャリング ルールを変更しない場合、Excel データが MATLAB にマーシャリングされるルールは以下のとおりです。
Excel の日付は MATLAB の double にマーシャリングされる。
空のセルはゼロにマーシャリングされる。
アドインのコンパイル時にマーシャリング ルールを変更しない場合、MATLAB データが Excel にマーシャリングされるルールは以下のとおりです。
MATLAB の NaN は Visual Basic® の
#QNAN
にマーシャリングされる。MATLAB は Excel の日付を返さない。
MATLAB にデータをマーシャリングするルールの変更
アドインのコンパイルに際して日付と空白セルが MATLAB にマーシャリングされる方法は、変更することができます。
Excel の日付は MATLAB の文字配列としてマーシャリングが可能。
空のセルは MATLAB の NaN としてマーシャリングが可能。
マーシャリング ルールを変更するには、以下を行います。
[MATLAB Compiler] プロジェクト ウィンドウのクラス マッパーの部分で、変更する関数のシグネチャを選択します。
コンテキスト メニューから [データ変換プロパティ] を選択します。
変更する入力引数ルールを選択します。
ダイアログ ボックスの外部をクリックして閉じます。
Excel にデータをマーシャリングするルールの変更
アドインのコンパイル時に、日付と NaN が Excel にマーシャリングされる方法を変更することができます。
MATLAB の NaN はゼロに変換が可能。
MATLAB の数値は Excel の日付に変換が可能。
メモ
必要な形式で日付を表示するには、Excel のセルが日付形式で内容を表示するように書式設定されていることを確認します。
マーシャリング ルールを変更するには、以下を行います。
[MATLAB Compiler] プロジェクト ウィンドウのクラス マッパーの部分で、変更する関数のシグネチャを選択します。
コンテキスト メニューから [データ変換プロパティ] を選択します。
変更する出力引数ルールを選択します。
ダイアログ ボックスの外部をクリックして閉じます。